キーワード
  1. インコ
  2. 飼育
  3. 種類

間違えた飼育法や接し方はセキセイインコのストレスになります

セキセイインコもストレスを感じることがあります。セキセイインコは不安や欲求を言葉で伝えることができません。飼い主がセキセイインコの小さな変化に気づいてあげることが必要です。環境の変化や飼い主の接し方が変わるなど心の状態からストレスを感じることもありますが、栄養のバランスが原因でセキセイインコの体にストレスを与えることもあります。セキセイインコがストレスを感じる原因を知ることが正しい飼育の仕方や接し方につながります。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

セキセイインコは種類が豊富!そのなかでもレアな色を紹介します

セキセイインコを飼いたいと思ったとき、迷うのが羽の色ではないでしょうか。セキセイインコは色や模様の種...

セキセイインコの気持ちは声のトーンや鳴き方からも理解できます

セキセイインコの声はとてもきれいで、さえずる声は家の中はとても賑やかにしてくれます。セキセイイン...

気になるセキセイインコの雛の口パクパク!理由と対処方法

セキセイインコの雛の様子を観察していると、口パクパクをしている場合、何が起こっているのか心配になりま...

セキセイインコの呼吸が荒いときに考えられる原因について

セキセイインコの呼吸はとても静かです。吸ったり吐いたりする息づかいが気になることはありせん。また、普...

雛にさし餌が必要なのはいつまで?セキセイインコの雛の飼い方

セキセイインコを雛から飼い始めると、いつまでさし餌をしたらいいのか、プラケースから大人用のケージに引...

セキセイインコの羽の生えかわり。換羽の仕組みと注意したいこと

セキセイインコの羽は日々抜けていますが、一度にたくさんの羽が抜ける換羽の時期があります。換羽はセ...

セキセイインコに必要な餌の量とは。餌の種類と与え方も知りたい

セキセイインコに与える餌の量について意識をしたことはありますか?市販の混合シードを用意したら、毎日エ...

セキセイインコの色変わり。メジャーなものからレアまで紹介

セキセイインコは緑色や青色、黄色などカラーが豊富な上に模様があったりなかったり、実にたくさんの組...

セキセイインコのメスの特徴と飼育の上で気をつけたいこと

セキセイインコは性別によって特徴があり、性格にも違いがあります。ヒナから大切に育てているセキセイ...

セキセイインコの好物が知りたい!野菜や果物の与えかた

セキセイインコの主食であるシードやペレット。夢中になって食べてはいますが、私たちから見ると味気な...

お家のセキセイインコがおもちゃで遊ばない理由と対策について

セキセイインコの為におもちゃを用意しても遊ばない、そんな悩みを耳にします。セキセイインコは好...

セキセイインコが卵詰まりかも!卵詰まりの見分け方について

セキセイインコはパートナーがいなくても無精卵の卵を産みます。しかし卵が柔らかいままだと、卵詰まりを起...

セキセイインコのくちばしが長い場合の原因と飼い主ができる対策

セキセイインコのくちばしが長いと餌を食べる時や羽繕いをする時など、セキセイインコの日常生活に支障が出...

セキセイインコは鳴き声で感情がわかる。オスは言葉を覚えやすい

セキセイインコのオスはさえずるのが大好きです。食べているときと眠っているとき、羽の手入れをしている時...

セキセイインコのカラーや模様にはたくさんの種類があります

セキセイインコは豊富なカラーも魅力のひとつです。羽の色や模様の入り方によってたくさん種類に分かれてい...

スポンサーリンク

セキセイインコのストレスの原因、ひとりぼっち

セキセイインコは群れで生活をし、仲間とコミュニケーションをとる生き物です。仲間を必要とするセキセイインコですからひとりぼっちが苦手で、そばに誰もいないことに不安を感じることもあります。セキセイインコが人によく懐くのも飼い主のことを仲間だと思ってくれているからこそです。
そんなセキセイインコをずっとケージの中に入れたままにしていませんか?セキセイインコを迎えた頃は夢中になって一緒に遊んでいたのに、他のことを優先してセキセイインコと過ごす時間を後回しにしてはいませんか?

仕事が忙しくなった、やることがたくさんあるなどといった理由は私たちには仕方がないことですが、セキセイインコがそれを理解して受け入れることはありません。お留守番ばかりさせていると、セキセイインコは寂しさからストレスを感じてしまいます。

セキセイインコにも生活のサイクルがあります

朝起きて食事が終わると放鳥タイムという流れできたのなら、セキセイインコの方もそのつもりでケージから出る準備をします。楽しみにしている放鳥タイムが急になくなったり短くされてしまうと、セキセイインコも不満がたまってストレスになります。

セキセイインコにお留守番をさせる時はラジオやテレビの音を小さくしてつけたままにするなど、人がいる時と同じような状態にしてください。

セキセイインコは寂しがり屋です。

ケージから出すだけで一緒に遊ばない、飼い主を呼んで鳴いていても無視するといった状態では孤独を感じてしまいます。
セキセイインコの一羽飼いは虐待にあたると考えている国もあります。

セキセイインコをひとりぼっちにしないで、飼い主がセキセイインコの仲間になってあげてくださいね。

セキセイインコをむやみに怖がらせてはダメ

普段何気なくしている行動がセキセイインコに恐怖感を与えていることもあります。かわいいと思って飾った置物、それがセキセイインコにとっては見慣れない物のため怖くてストレスになることもあります。我が家のセキセイインコは聞き慣れない音にいちいちビクついています。掃除機の大きな音や犬が吠える声など日常生活で耳にして慣れた音は気にしませんが、初めて聞く音にはとても敏感です。セキセイインコに慣れてもらうしかありませんが、ストレスを与え続けることのないよう工夫をしてください。

セキセイインコのお世話をするために一日に何度かはケージの中に手を入れる必要があります

人によく慣れているセキセイインコなら人の手が近づいても全く気にはしませんが、それでも僅かに緊張する様子が見られることも多いです。人の手がケージの中に入る度に捕まえられるのではないかと思うのでしょう。人に慣れていないセキセイインコならかなりの緊張状態になって、ケージの中で飛び回ることもあります。

餌を食べている時や眠っている時に手を入れることは避けてください

餌を取り替える、ケージの掃除をするときは驚かせないようにして、やさしく声をかけてから行うようにしましょう。

ケージはセキセイインコにとっての我が家、どこよりも安らげる場所です。必要以上にケージの中に手を入れないようにしてください。

環境の変化もセキセイインコのストレスに

室内の模様替えや新しい家具や家電を入れ替えたこともセキセイインコにとってはストレスに感じます。放鳥時にはセキセイインコなりに馴染みの居場所やとまる場所があります。室内の状態が変わると、慣れるまでは多少のストレスを感じることでしょう。

ケージを移動することもストレスになります

発情を抑制したいときに使う方法ですが、見慣れない場所は緊張を与えるため、発情をしていない時ならストレスが大きすぎるかもしれません。

新しいセキセイインコを迎えることもありますよね。仲間が増えたのだからきっと喜んでくれると思ってのことでしょう。ですが、セキセイインコがヤキモチを焼くケースもあります。どうしても最初のうちは新入りばかり気にかけてしまいます。早く環境に慣れてもらいたいと心配になるのは当然ではありますが、セキセイインコにしてみると新入りばかり気にかけていると嫉妬をしたり寂しい気持ちになることもあります。

犬やハムスターなど、セキセイインコがいる家庭でも飼育が可能なペットを迎えることもあるでしょう。このような場合もセキセイインコにとっては大きなストレスになります。

来客が多いこともストレスに感じることがあります

我が家を訪れた人はたいてい「セキセイインコがいるんだ~」と言ってケージのすぐそばに行きます。セキセイインコは驚いてケージの中でパニックになることもあります。人を怖がることなくよく懐いているセキセイインコですら、初めて見る人には警戒し怖がることがあります。

世話をさぼったり栄養バランスが悪いこともストレスです

不規則な生活や間違えた飼育方法もまたセキセイインコにとってはストレスの原因になります。寝る時間や起きる時間が日によって違うようであれば、セキセイインコの健康状態にも支障が出てしまいます。

ケージを掃除しないため汚れている、餌を食べてしまったのに交換しない、水が汚れたままという飼育方法はセキセイインコに大きなストレスを与えてしまいます。

栄養バランスが悪いことからセキセイインコの体にストレスを与えることもあります

タンパク質が不足することで羽毛障害などがみられたり、ビタミン不足が原因で骨がもろくなったり呼吸が苦しくなることもあります。
特にシード食の場合はカルシウムやビタミンなどが不足しがちです。ボレー粉や青菜を与え、栄養バランスにも気をつけてください。

セキセイインコのストレスが体に与える影響は大きい

毛引き症や自咬症はストレスが原因の場合が多いです。

毛引き症は自分で羽を抜いてしまう症状です。痛みを伴うので悲鳴を上げながら羽をむしり取ることもあります。くちばしが届くところの羽をどんどん抜いていき、しまいには頭以外の羽がない状態になることもあります。

自咬症は自分で皮膚を傷つけてしまう症状で、噛んだ部分から出血したり、ひどい場合は炎症を起こすこともあります。羽を抜いてしまった後で更に皮膚を傷つける場合が多いです。自咬症や毛引き症はダニなどの寄生虫や皮膚炎が原因の場合もありますので、病院で原因をはっきりさせることも大切です。

ストレスが尾羽にあわられることもあります。尾羽に不自然な横筋が入ります。これをストレスラインと言います。栄養バランスが悪い食事や病気が原因でストレスラインが入ることもありますが、ストレスが原因の場合も多いです。

セキセイインコのストレスを見逃して毛引き症などにならないようにしてください。自分で対処しきれない場合や良い解決法が見つからない場合は獣医さんを頼ることをおすすめします。セキセイインコが退屈しないようなオモチャを紹介してくれたり、飼育方法のアドバイスをもらいましょう。