セキセイインコは性別によって特徴があり、性格にも違いがあります。ヒナから大切に育てているセキセイインコがメスだとわかったら、どんな性格なのか、メスの特徴や接し方について知りたいと思いますよね。気が強くてマイペースでありながら、飼い主にべったり甘えてくるかわいいセキセイインコのメス。そんなメスの魅力についてお伝えします。
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セキセイインコは性別で違いがあります。メスの特徴について
セキセイインコは性別を見分けるのが比較的簡単で、ひと目見ただけですぐにオスかメスかを判断することができます。
セキセイインコの鼻の部分のろう膜を見て見分けます
オスは成長すると青色になるのに対し、メスは肌色になります
最初のうちは白っぽい肌色の状態であっても、発情期を迎える頃には色が濃くなり茶色に変わります。
ろう膜が違う色になる品種もいます
アルビノ、ルチノー、ハルクインの場合はオスのろう膜は青色にはなりません。
オスは濃いピンク色、メスは白に近いピンク色になります
ろう膜の色の違いがいまいちよくわからないという場合は頭の形を見てみましょう。オスの頭は丸みを帯び、メスの頭は頭頂部が平らになる傾向があります。個体差があり、僅かな違いなので、あくまでも目安として参考にしてください。
発情期になると性別がよりはっきりしてきます
セキセイインコはオスとメスで発情行動に違いがあります。オスは吐き戻しやお尻をこすりつける行為をしますが、メスの場合は紙や木を噛んでいたり、巣になるような場所を探して狭くて暗いところに入りたがります。背中をそらしたまま動かなくなることもあります。
セキセイインコのメスはマイペースな性格が多い
セキセイインコは手乗りの印象が強いとおり、性格は人懐っこくて甘え上手、好奇心旺盛なので何にでも興味を示して遊びの対象にしてしまいます。すばやく器用に飛びまわることができ、とても活発でもあります。
メスは更にオスに比べると一人遊びが上手
オスは常に仲間や飼い主など誰かと絡んでいたいようですが、メスはマイペースなところがあるので、ひとり気ままに過ごすことが多いです。おもちゃで遊んだり、離れた場所でのんびりと羽繕いをしたり。発情している時はひたすら紙を噛みちぎっていたり、家の中のちょっとした隙間を探し回っていることもあります。
メスは気が強い面もあるため、一人遊びを邪魔されたり気に入らないことがあると怒って攻撃をしてくることもあります。
セキセイインコといえばオスのおしゃべり。メスでも言葉を覚えます
セキセイインコはおしゃべりが得意です。セキセイインコを飼ったならいろいろな言葉を教えたいと思いますよね。おしゃべりはオスしかしないという話も聞くので、メスだとわかった途端にあきらめてしまう人もいるでしょう。
メスでもオスと同じくらい言葉を覚えてしゃべることもあります
オスがおしゃべりを得意とするのは、もともとメスの鳴き声を真似て気を引きたいという行動によるものです。メスにはこのような努力が必要ないため真似すること自体は少なめではありますが、言葉をしゃべるメスもたくさんいますので、根気よく教えてみてください。
舌や声帯の構造はオスもメスも一緒
メスも言葉を話すことは可能です。話す気にさせることがポイントとなるでしょう。
セキセイインコのメスにつきまとう卵詰まりの心配
セキセイインコの飼い主さんに最も多い悩みが発情のしすぎではないでしょうか。野生のセキセイインコなら年に1、2回ある発情期ですが、快適な家の中にいるセキセイインコの場合は発情の回数も多くなりがちです。年に数回発情しているセキセイインコもいれば、一年中休むことなく発情状態というセキセイインコもいます。
発情で問題になってくるのがメスの産卵
セキセイインコはメス一羽だけでも発情すると卵ができてしまいます。お腹にできた卵は産み出さなければなりません。鳥の産卵は簡単なように思えるかもしれませんが、セキセイインコには卵がスムーズに出てこなくて卵詰まりになってしまうケースも多いのです。
卵があることに気がついてから24時間以内に産卵しない場合や、羽を膨らませたり食欲が落ちているなど体調が良くないときの症状があるときは卵詰まりの疑いがあります。その場合はすぐに病院へ連れて行きましょう。もう少し様子を見るなどしているうちに手遅れになってしまうこともあります。早急に対処することが肝心です。
セキセイインコのメスの発情対策
セキセイインコのメスに心配な卵詰まり。できるだけ回避するためには発情を抑えることが一番です。年に1、2回の発情なら野生下と同じく生理的なものなので仕方ありません。それ以上の発情をさせないように対策が必要です。
日照時間を調節する
暖かい季節になると日照時間が長くなります。産卵、子育てにもってこいの時期です。
日照時間を短くすることで産卵する時期ではないと思わせるようにします。
人間の生活では暗くなると照明をつけて明るくしますが、これでは昼間の時間が果てしなく長くなっているのと同じです。セキセイインコだけ早めの時間からケージの中を暗くして寝かせるようにしてください。本当なら早く寝かせて遅く起こすのが良いのですが、朝は仕事や学校があるためセキセイインコにも早く起きてもらわなければならないでしょう。その分、夜を早めに寝かせてください。朝7時のセキセイインコを起こすのなら、夜は18~19時には寝かせるようにしましょう。
巣をイメージさせるものをなくす
巣をイメージするような物は置かないようにしてください。巣箱はもちろんですが、潜って遊ぶことができるおもちゃやバードテントなどは発情の原因になります。ケージの底に紙を敷いているのなら、糞切り網をつけるか紙を敷かないようにしてください。
ストレスを与える
大きなストレスはセキセイインコにとっても酷ですが、安心安全な環境が発情、産卵につながるので、適度なストレスを与えるのもひとつの方法です。子育てしている場合じゃないと思わせてください。日によってケージの場所を変えたり、一日のうちに数時間だけ別の場所にケージを移動していみるというだけでも効果があります。見慣れない物をセキセイインコの視界に入るところに置いてみるというのも良いでしょう。