インコを雛から飼っている時に、餌や温度管理などについて気になると思いますが、それ以外でも気になるのが、水浴びが必要かどうかについてです。
ここでは、インコの雛にとって、水浴びの必要性の有無や、水浴びをする場合に必要な物、またやり方、注意点などについてご紹介しますので、今まさにインコの雛を飼っている人も、これからインコを飼おうと思っている人も、参考にしてみてください。
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インコの雛にとって、水浴びは必要なのか
インコの雛には水浴びはハードルが高い
色とりどりの小さなインコは、見る人を癒やしてくれる生き物ですよね。
愛らしい動きや、鳴き声、そして人間に懐いてくれるのも魅力の一つです。
そんなインコを飼育する時に、水浴びさせることがインコにとっての運動になるのでおすすめという話しを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
ゲージの中で、動きが制限されてしまうインコにとって、水浴びで遊ばせることがストレスの発散になるとも言われています。
インコの中には、水浴びが大好きなインコもいるようで、ネットの動画などではゲージの中に置いた水飲み場で無理やり水浴びをする可愛いインコの姿も見かけます。
すべてのインコにとって水浴びが良いのかと言うと、そうではありません。
特に、インコの雛は、人間で言うと生まれて間もない赤ちゃんです。
すべてにおいてデリケートな雛にとって、水浴びはハードルが高い遊びです。
インコが雛から大人になったら、水浴びをさせてみよう
インコが大人になるのを待ってから水浴びさせる
インコを初めて飼うことになると、ペットショップから「たまに水浴びもさせてくださいね」などとアドバイスされることがあります。
インコは、羽の羽毛で覆われていますが、人間と同じで生きていれば体の表面は徐々に汚れていきます。
インコの雛は、人間で言えば生まれたばかりの赤ちゃんと同じ状態です。
赤ちゃんをいきなり大人の湯船には入れないように、インコの雛も水浴びさせるのはまだ免疫が低い雛にとっては負担がかかります。
インコの雛に水浴びさせるのは雛のうちは控えるのがおすすめです。
インコの雛が雛から大人になる時には、羽が大人の羽に生え変わる「換羽」というものがあります。
一般的に、換羽は生後3ヶ月~4ヶ月で行われます。
水浴びが苦手なインコには、これを試してみよう
水浴びが苦手なインコならスプレー容器を使って水をかける
水浴びが苦手だったり、あからさまに嫌いなインコもいるでしょう。
水浴びが嫌いなのを無理やり水で遊ばせるのはインコにとってもストレスになることもあります。
水浴びさせても喜ばない、水浴び自体に近寄らないインコの場合、水浴びが苦手ということが考えられますので、餌として与える小松菜などの葉っぱに水を含ませた状態で与えるという方法が効果的です。
野生のインコは、飼育されているインコと違い水道の蛇口が身近にはないので、近くに生えている植物に付いている水滴で体を洗っているそうです。
水が入った容器に入るのは苦手でも、この方法なら体を洗ってくれそうです。
インコの雛の汚れが気になったら、水浴び以外の方法はあるのか
濡らしたガーゼでインコの汚れを拭き取る
飼育しているインコは、飼い主がインコのお世話をしますが、野生のインコは生きていくために必要なことは自分で考えて行動します。
水浴びもその一つで、鳥にとって飛ぶために大切な「羽」に汚れが付いたら、体に負荷がかかったり、飛べなくなってしまうこともあるので、水浴びして体の汚れを落とすことは鳥にとっては大切なことです。
でも、雛の状態でまだ水浴びさせられないという時、羽の汚れが気になることもありますよね。
こうした場合は、無理に水をかけるのではなく、水で濡らしたガーゼなどの柔らかい布を使って汚れを拭き取る方法が効果的です。
インコに負担をかけずに、汚れを取ることが出来ます。
インコは綺麗好き、住処も綺麗にしてあげよう
インコの住処は定期的な掃除で常に清潔にしよう
インコは、意外にキレイ好きな動物と言われています。
特に、自分の部屋(ゲージの中)は、清潔にしていないとストレスになってしまいます。
とは言え、インコが自分でゲージの中の物を片付けたり、糞尿の処理は出来ませんので、それは飼い主がインコにかわって行うことが基本です。