コザクラインコはオスメスで外見上にあまり違いがないため、性別の見分け方が難しいと言われています。ですが、大切な家族でもあるコザクラインコがオスなのかメスなのかは気になって当然でしょう。オスメスの見た目の僅かな違い、発情期の行動などからコザクラインコの性別を見分ける方法をご紹介します。オスとメスの性格の違いも一緒にお伝えします。
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コザクラインコのオスメスの見分け方は頭の形で
コザクラインコは性別によって外見に大きな違いはありません。オスとメスを見ただけですぐに性別を見分けるのはとても難しいと言えます。コザクラインコを何羽も飼ってきたという人ならなんとなくわかるかもしれませんが、それでも確実ではないと言います。ですが、かわいがっているコザクラインコがオスなのかメスなのかはとても気になりますよね。
コザクラインコのオスメスの見分け方は頭の形で判断することが多い
それに対してメスの頭を横からみると、オスに比べて平らな状態をしています。
後頭部のあたりが平べったいと感じたらメスの可能性が高くなります。
オスとメスの両方がいて見比べるとなんとなくわかりますが、一羽だけなら違いがよくわからないでしょう。メスが頭の羽を膨らませていると、オスの同じ頭に見えるため判別を間違える可能性もあります。個体によってはオスでも平ら、メスでも丸い頭をしていることもあるため、オスだと思っていたら卵を産んだということもあります。
コザクラインコのオスメスの違いはくちばしにもある
コザクラインコのオスメスはくちばしの大きさで見分けることもできます。
コザクラインコはヒナに餌を与えるのはメスの役目。そのためメスのくちばしは横幅が広めになっていて、ヒナに餌を与えやすいような形をしています。これも比較対象のオスがいなくてメス一羽だけを見てもわからないでしょう。
メスは産卵をするため、オスに比べて骨盤が広いという特徴があります、獣医ならコザクラインコの骨盤を確かめて判別することもできますが、素人には難しくもありますよね。
コザクラインコのオスメスの見分け方は発情したときの様子で
コザクラインコもお年頃になって発情期を迎えると、オスとメスでは違った行動が見られるようになります。このおかげで性別がはっきりしたというケースも多いでしょう。
発情期を迎えたオスの行動に吐き戻しがあります
食べた餌を吐き戻す行為で、これはヒナに与えるためではなく好意を寄せているメスにプレゼントするためのものです。メスがいるのならメスに対して行いますが、一羽飼いなら飼い主やおもちゃ、鏡にうつった自分に対して吐き戻しを行います。
オスはお尻をこすりつけることもあります
本来ならメスと交尾をするときの行為ですが、飼い主の手やお気に入りのおもちゃ、ケージの止まり木など適当な物を見つけてお尻をこすりつけます。
メスの発情期にはしきりに紙をちぎりたがります
紙を細長く噛みちぎったら、自分の腰のあたりの羽の中にどんどん差し込んでいきます。面白い見た目になりますが本人はいたって真剣で、一生懸命にちぎってはさしこんでいきます。
ですが、一羽飼いだと真似しようがありません。そのため、頭やくちばしで見分けるよりも簡単に性別を見分けることができるでしょう。
コザクラインコ、オスメスの性格の違い
コザクラインコのオスとメスでは、オスの方が温厚でおとなしい性格だと言えるでしょう。甘え上手な面もあるため飼い主にもべったりになることも多いですが、独占欲が強いため他の鳥を構うとヤキモチを焼いたりストレスを感じる場合もあります。
メスは好奇心旺盛で行動的、マイペースな一面もあります
オスに比べて気が強く、気に入らないと強く噛んでくることもあります。噛む力が強いので噛まれたら痛いと覚悟してください。出血することもあります。
コザクラインコの性格も個体によってそれぞれ違いがあります
オスでもメスのような性格の個体もいれば、大人しくて穏やかなメスもいます。
コザクラインコはラブバードと言われるように愛情深い鳥です。大切にしてかわいがることでそれに応えてくれますが、その反面、自分に集中していないと怒ったり攻撃してくることもあります。
コザクラインコのオスメスの完璧な見分け方は遺伝子検査
コザクラインコの性別をどうしてもはっきりさせたいのなら、遺伝子検査が確実です。遺伝子検査は動物病院でお願いすることもできますが、遺伝子検査キットも販売されています。
遺伝子検査は専門の機関で行うため、病院でお願いした場合も結果が出るまで時間が必要
コザクラインコから少量の血液を採取し、専門機関に送って検査をしてもらいます。病院でお願いした場合の費用は15,000円前後が多いようです。病院によって金額に違いがあります。
検査キットはネットや鳥の販売店で購入することができます。
爪を少しだけ深めに切って出血させ、血液を採取して専門機関に送ります。検査キットの価格は5,000円程度と病院でお願いするよりも安いですが、自分で出血させる勇気が必要です。検査キットを使うのなら止血剤を用意してから行ってください。
抜けた羽を2枚送るだけで検査が可能な専門機関もあるようです。これならコザクラインコに負担をかけることなく検査ができますよね。