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セキセイインコを飼育するときに気をつけておきたいこと

セキセイインコを飼ってみたいと思ったら、セキセイインコのことをよく知り、飼育の仕方をおさえておくことも大切です。飼い主が世話を怠ったり間違えた飼育方法をしてしまうと、セキセイインコにストレスを与えたり病気につながってしまうこともあります。人間の生活スタイルに合わせてもらいながら、そのなかでセキセイインコに適した生活リズムを整えることが必要です。セキセイインコを飼う上で気をつけておきたいこと、飼育のポイントについてお伝えします。

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セキセイインコに必要な飼育のポイント

セキセイインコを飼うのなら、少しでも長く一緒にいられるためにずっと健康で長生きをしてもらいたいですよね。

セキセイインコに合わせた飼育をすることが大切

セキセイインコのために生活のリズムを整えてください

毎日のルーティーンをしっかり作ると、セキセイインコもそれに合わせて生活をしてくれるようになります。
毎日決まった時間に寝かせるようにすると、その時間が近づいたら自分からケージの中に入って餌を食べ、寝る準備をするようになります。

セキセイインコを人間に生活に合わせて夜更しさせたり、起こす時間をまちまちにはしないで、日常生活を整えることが大切です。

セキセイインコは水浴びや日光浴も必要

なかには水浴びが苦手なセキセイインコもいますが、暖かい日には水浴びができるように準備はしておきましょう。羽を清潔に保つだけでなく、ストレス発散にもなります。
日光浴は丈夫な骨を作るために必要です。20~30分程度で十分なので、暖かく天気の良い日は太陽の日差しを浴びさせるようにしましょう。

窓越しでは効果が期待できないため窓を開けるか、ケージごとベランダに出す必要がありますが、ケージの扉がしまっていることを確認してセキセイインコが外に出ることがないよう十分注意してください。

セキセイインコは活発な鳥ですが、さえずったりリラックスする時間も必要です。

たっぷり遊んで運動した後でお昼寝をすることもあります。セキセイインコが眠そうな時はそっとして休ませてあげてください。
セキセイインコが羽をふくらませて元気がないときは保温する必要があります。セキセイインコのケージと一緒に保温器具も用意してください。セキセイインコの飼育の上で温度管理はとても重要です。

セキセイインコのケージの掃除は飼育の基本

セキセイインコのケージはできるだけ毎日掃除をするようにしてください。ケージのあちこちが汚いとセキセイインコがストレスを感じることもあります。また、不衛生な環境から病気になってしまう恐れもあります。

ケージの底に敷いた紙は毎日交換してください

餌の殻や落ちた青菜、羽や脂粉などで一日でかなり汚れてしまいます。ケージの底のトレイには新聞紙を敷いている人も多いかと思いますが、水がこぼれたり便の水分で新聞紙が湿っていることもあります。ジメジメとした汚れが長く続くと雑菌が繁殖しやすくなります。

ケージの底の掃除だけなら簡単です。

トレイを外して汚れた紙を捨て、トレイを軽く洗って新しい紙を敷くだけなのですぐに済みます。
毎日ケージの底を掃除することで、便の状態をチェックすることができ、嘔吐したときはすぐに気づくことができます。新聞紙よりもチラシの裏や包装紙など白い紙をおすすめします。

我が家ではケージの底には何も敷いていません。最初はメスの発情抑制のために紙を敷くのをやめたのですが、紙を敷く手間がなくなることで掃除が簡単だということに気が付きました。毎日トレイを丸洗いしています。こびりついた便も水に少しつけておくだけでゆるくなって簡単に剥がれていきます。

エサ箱やブランコ、止まり木などケージの付属品もきれいに洗ってください

毎日ではなくても汚れていると気がついたら洗うようにしましょう。止まり木についた便はセキセイインコの足にも良くありません。
定期的にケージの丸洗いも必要です。外せるパーツはすべて外して、ケージの隅々まで洗って清潔にしましょう。洗った後は水分を拭き取り乾燥させます。

天気の良い日に丸洗いをし、最後に日光消毒をするのもおすすめです。

飼育の上で大切なセキセイインコの食事のこと

セキセイインコの餌には混合シードとペレットがあります。混合シードはヒエ、アワ、キビ、カナリヤシード、小麦などセキセイインコが食べる様々な種子がミックスされています。

混合シードには殻付きのタイプと最初から殻が剥かれたむき餌があります

むき餌は殻が出ないのでケージの中や周りが汚れる心配がなく手軽ではありますが、殻付きに比べると栄養価が低くなります。セキセイインコのためを思うのなら殻のついたシードを選んでください。殻を自分で剥いて食べるのもセキセイインコの楽しみです。

ペレットはセキセイインコのために人工的に作られたフード

栄養が偏る心配がなく、年齢や体調に合わせて選ぶことも可能です。

混合シードとペレットの両方を与える方法もあります。ペレットの割合が7割以上であれば栄養バランスはほぼ問題ないでしょう。ペレットの方が少ない場合や混合シードだけを与えるのなら、副食としてカルシウムやビタミンもしっかり与えてください。
新鮮な青菜も用意してあげましょう。ペレットを与えている場合でも青菜はセキセイインコの楽しみでもあります。ハコベなどの野草、小松菜や豆苗、サラダ菜、青梗菜などが良いでしょう。青菜の中にはセキセイ

インコに与えてはいけない種類もあります

キャベツやほうれん草、ニラやアボカドなどは与えてはいけません。

セキセイインコは人間の食べ物に興味を示して食べたがることもあります。味の濃い人間の食べ物はセキセイインコの体を害するものでしかありません。スナックやクッキーなどを食べたがった場合でも決して食べさせないでください。

セキセイインコに多い発情の問題について

セキセイインコの飼育で問題になるのが発情のしすぎです。人に飼われているセキセイインコは最適な環境から発情をしやすくなる傾向があります。本来なら年に1~2回程度の発情期も飼育下においては年に何度もあり、休みなく発情をしていることも多いです。

オスが発情すると吐き戻しという行為が見られます

本来ならメスに与えるために餌を吐き戻すのですが、メスに限らず鏡やおもちゃ、飼い主にまで吐き戻しをすることもあります。また、お尻をこすりつける行為も見られることがあります。

メスの場合は巣穴のような狭いところに潜り込んだり、紙や木を噛じることに夢中になります。放鳥時なら新聞紙や雑誌、本や壁紙など、ケージに中にいるときは底に敷いた紙や止まり木を噛じってボロボロにしてしまいます。

必要以上の発情はセキセイインコにとって命を縮める危険もあります。メスは卵ができるため常に卵詰まりの心配があり、産卵を繰り返すことで体力を消耗し衰弱をしていきます。オスもメスの過度な発情によって生殖器系の病気のリスクを高くしてしまいます。

セキセイインコのヒナの飼育方法

セキセイインコをヒナで迎えるのなら、ヒナの飼育に必要な道具を用意してください。ヒナのうちはしっかり保温することが大切で、まだ止まり木にとまることもできないため平らな床のプラスチックケースで育てます。

一日に数回のさし餌も必要なため、成鳥とは違ってかなり手がかかると思ってください。

ヒナ用のケージには、虫を飼育するときに使う小さなプラスチック製のケースを使います

蓋が網になっているので空気を取り入れることができ、周りは透明なプラスチックなので雛の様子もしっかり確認することができます。プラスチックケースの底にはウッドチップ又はキッチンペーパーを裂いたものを敷き詰めてください。便で汚れたら取り替えて、常に清潔な状態を保ちましょう。

ヒナのさし餌をする方法は、ヒナの購入先に確認して同じ方法をとるようにしてください

急に餌の種類を変えるとヒナが食べなくなったり体調を崩す恐れもあります。

さし餌をするタイミングや餌の種類は販売店に合わせることをおすすめします。

さし餌の際に注意したいのがそのうの状態です。ヒナのそのうの中にまだ前回の餌がたっぷり残っているうちは新しい餌を与えてはいけません。そのうの中の古い餌が消化されないまま残って腐敗してしまうことがあります。そのうの状態を確認し、餌で膨らんでいないことを確認していから新しいさし餌をしてください。

ヒナは温度管理も大切です

成鳥の場合は寒さにもある程度強くなりますが、ヒナのうちは羽が生え揃っていなくて免疫力も低いため暖かくする必要があります。ヒナの適温は30度です。ヒナの様子を確認しながら適温に調節してください。

ヒナの成長に合わせて、徐々におとな用の餌に慣れさせたりケージを用意する必要があります。成長を楽しみながら、丈夫で健康なおとなのセキセイインコに育て上げてくださいね。