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インコに多い精巣腫瘍とは?疑われる症状や行動、原因について

インコに多い病気のひとつに精巣腫瘍があります。人間の場合なら腫瘍の摘出手術を行うことも多いですが、体の小さなインコに対しての外科手術はリスクも高くなります。インコの精巣腫瘍が心配なときはまず病院で検査を受けてください。精巣腫瘍を疑うべき症状や行動をご紹介します。また、普段の生活が精巣腫瘍を引き起こす原因になっている場合もありますので、飼育の仕方に注意することが精巣腫瘍の予防につながることもあります。大切なインコのために、まず飼い主が病気について知ることから始めましょう。

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インコが精巣腫瘍になったときにみられる症状や行動について

精巣腫瘍はインコに多い病気のひとつです。

特に多いのが4才以上のセキセイインコですが、2才という若さでも精巣腫瘍になる場合があります。

セキセイインコの場合、精巣腫瘍の特徴のひとつにろう膜の変色があります。オスのろう膜の色が茶色になってきたら注意が必要です。通常であればオスのろう膜が茶色になることはありません。精巣腫瘍やホルモンバランスが崩れた場合に見られることが多い症状です。
他にも発情中のメスと同じような行動が見られることもあります。背中を反らすポーズをとったり、巣穴を思わせる狭くて暗いところへ入り込んだりすることもあります。

また、大きくなった腫瘍が他の臓器を圧迫するため、便がでにくくなったり、呼吸困難、足の麻痺などが起こることもあります。腹水になりお尻のあたりがふくらんで見えることもあります。

インコが精巣腫瘍かもしれない。まず病院で検査を受けてください

インコに精巣腫瘍の心配があるときはすぐに病院で検査を受けてください。

人間の場合と同じように早期発見が重要です。
ろう膜の変色だけならホルモンバランスを崩しているなど、他の原因の場合も考えられます。その場合であっても治療を受ける必要があります。

病院ではまずレントゲン検査や超音波検査を行います。精巣腫瘍になるとレントゲンで骨が白く写るため、精巣腫瘍かどうかを診断することができます。また、超音波検査で腫瘍の有無を確認することができます。

精巣腫瘍が初期の段階だと薬で進行を抑えることも可能ですが、末期の場合だとできることも限られてしまいます。完治には腫瘍摘出手術を受けるしかありませんが、インコの場合は手術中に亡くなったり、または手術は無事に終わってもその後で体調を崩して亡くなるケースも決して少なくありません。インコの外科手術自体を行なっていない病院も多いです。インコの手術は限られた病院のみで行われ、成功率はまだ高くないことも理解しておいてください。

インコが精巣腫瘍になった場合にできること

インコが精巣腫瘍になった場合、病院で摘出手術を受ける、又は投薬治療をするという2つの方法があります。

腫瘍を摘出すると完治もありえますが、インコの精巣は難しい場所にあるため手術も難しいと言われています。
薬の場合はホルモン調整剤や抗生剤などを使うようです。治療の方法や薬の内容については腫瘍の状態やインコの年齢、体力なども関係してきます。獣医さんとよく話し合ってください。

精巣腫瘍になると余命を告げられることも多いです。一緒に過ごせる時間があまりに短かくて絶望的になってしまうことでしょう。ですが、薬を使って状態を悪化させずに維持し続けているケースも多いです。余命宣告を受けてから2~3年生きられたインコもいます。

飼い主にできることは大切なインコの治療の決断と、状態を悪化させないための努力でしょう。精巣腫瘍の原因のひとつに発情がありますので、精巣腫瘍を抑えるためにも発情させないように注意し、栄養バランスを考えた食事、体力に合わせた放鳥を考える必要があります。精巣腫瘍によって脚の麻痺がみられる場合はケージのレイアウトも変えなくてはなりません。

インコに多いと言われる精巣腫瘍の原因のひとつに過発情があります

インコが精巣腫瘍になる原因ははっきりとはわかっていません。加齢やホルモンの異常に原因があると考えられています。また、発情のしすぎも原因のひとつでもあるようです。インコが発情をすると精巣が大きくなります。通常の精巣はとても小さなサイズなのですが、発情すると10倍の大きさにもなります。精巣が大きくなることで他の臓器と接触することになります。精巣は熱に弱く、他の臓器と接触して温められることにより腫瘍化すると考えられています。

インコの発情期は本来なら年1~2回ですが、飼われているインコの場合は年に何度も発情していたり、一年中絶え間なく発情していることもあります。通常の発情サイクルなら問題ないのですが、過発情が精巣腫瘍の原因になっているとも考えられています。

加齢やホルモン異常は飼い主には防ぎようがありません。ですが、過発情は飼育方法に問題があるとも考えらえます。インコを大切に思っている飼い主ほどインコにとって快適な環境を与えあげています。その裏には温度管理や高価な餌など飼い主の努力がありますが、逆にインコを発情させ精巣腫瘍のリスクを高めてしまっている場合もあります。インコにはかわいそうと思えるような事でも、発情を抑えるための対策も必要です。

インコが精巣腫瘍にならないためにも発情抑制が必要です

インコの発情は年1~2回です。これ以上発情している場合は過発情と言えます。

発情を抑える対策を行なってください。

  • 発情の対象物をなくします。インコが吐き戻しをして夢中になっている物をインコの側に置かないようにします。鏡がついているブランコであったり、大好きなおもちゃのひとつ、お気に入りの場所などがあるはずです。よく吐き戻しをしている物が発情の対象物ですので、それを取り上げてください。インコはきっと探したり、元に戻してとピーピー鳴くことでしょう。可愛そうでも発情を抑えるためには大切なことです。
  • 起きている時間を10時間以内にします。長くても12時間以内、発情中であれは8時間以内にしましょう。朝8時にインコを起こしたのなら、遅くても夜の8時までにはケージの中を真っ暗にして寝かせます。病院の指導では空気を取り込む部分を作ったら後は真っ暗にしてくださいと言われました。少しの光も必要ないそうです。
    仕事の都合で朝7時にインコを起こしている場合なら、発情している時なら夕方4時には寝かせることになります。部屋がまだ明るかったり生活音がすることも多い時間帯ですが、インコのケージを音が届きにくい別の部屋に移して、布を被せて夜のように暗くしてください。
  • 高脂肪の餌も発情の原因になります。カナリーシードやオーツ麦などは量を控え、食べ過ぎないように管理することも必要です。インコが太っていない場合でも発情抑制のために食事制限を行うことも多いです。インコの食事制限は難しいため、必ず獣医の指導のもとで行ってください。
  • 発情させないための工夫をしてみても、発情し続けるたくましいインコもいます。時にはインコにストレスを与えてみるのも良いでしょう。ケージの場所を変えてみたり、見慣れない物をケージの側に置くなど、ちょっとした事でも警戒心が強いインコにとっては刺激となります。
我が家のインコにも家の中にあるいろいろな物で試してみましたが、すぐに慣れてしまいます。そこで恐竜のおもちゃを購入してケージの側に置いてみたのですが、やはりすぐに慣れてしまいました。困って知り合いに相談したところ、恐竜の目をもっと大きく塗りつぶして見たら?と言われて試しにやってみたところ、意識をしだして緊張感が見られるようになりました。インコにとって怖い物はそれぞれ違います。諦めずにいろいろ試してみてくださいね。