インコに卵ができたと思ったのになかなか産まない。こんな時は卵詰まりではないかと心配になりますよね。インコに多い卵詰まりとはどのような症状なのか、病院へ連れて行ったらすぐに手術となるのか不安にもなることでしょう。
卵詰まりのリスクを避けるためには卵ができないようにすることも必要です。発情抑制の重要性も知っておきましょう。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
インコはどれくらい生きられる?インコの平均寿命をご紹介します
鳥好きな人なら飼ってみたいと思うかわいいインコ。ペットショップを覗いたり鳥カフェを訪れたり、インコを...
インコのグーグーという鳴き声の意味は?鳴き方で気持ちがわかる
インコと一緒に遊んでいるとき、指の上でグーグーという鳴き声をあげることがありますよね。指先を軽く噛み...
インコの爪切りのやり方を紹介。しっかり保定することが大切です
インコの爪が伸びていることに気がついたら、爪を切ってあげる必要があります。爪が伸びていると、洋服など...
スポンサーリンク
インコの卵詰まりとは?インコのこんな様子に気をつけて
インコに卵ができたようなのに、なかなか産卵しなかったら卵詰まりかもしれないと心配になりますよね。もしかしたら卵はできていない?とか、もう少し待ってみれば産むかもしれないと考えつつ、不安な気持ちで見守ることしかできません。卵詰まりになっているのか判断するのも素人には難しいものです。
インコに卵ができたと確認できてからその日、もしくは翌日のうちに産卵しなければ卵詰まりの可能性が考えられます。
卵詰まりになったインコはどんどん衰弱をしていきます。病気のときと同じく食欲や元気がなくなり羽を膨らまたり、又はケージの下に降りてじっとしていることもあります。卵が詰まっていると排泄も難しくなるため、便も見られなくなります。
卵の殻がしっかりできていないと、インコがどんなに頑張って力んでも卵を出すことができません。
インコが卵詰まりを起こしているようなら病院へ
インコの卵詰まりを少しでも疑った場合はすぐにでも病院へ連れて行ってください。
インコが羽を膨らませて元気がなくなるまで様子を見ていたら手遅れになることもあります。そもそも卵があるかどうかも自信がないという場合でも病院へ連れて行きましょう。獣医は触診で卵の有無を調べたり、触ってみてもわかりにくい場合はレントゲンで確認してくれます。
インコを病院へ連れて行ったら、卵ができたと思われた日からのインコの様子を獣医に伝えてください。卵を産もうとしている様子があるかどうか、便をしているか、食欲や元気はあるかを伝え、これまで産卵したことがあるのか、卵詰まりは初めてなのかも伝えます。
インコが卵詰まりにならないようにするためには
インコに卵ができたとわかったときは、スムーズに産卵できるように環境を整え、インコの様子を注意深く見守ってください。
室温が低いことや落ち着かない環境も卵詰まりの原因になります。
インコのケージは静かな落ち着ける場所に置いてください。いつもと違う場所にケージを移したことでインコが不安に感じる場合もあります。無事に産卵するまでは家族も協力して静かに過ごすようにしましょう。
インコの卵詰まりは、卵の殻がしっかり形成されないことが原因で起こる場合が多いです。
インコにはカルシウムとビタミンを十分に与えてください。カルシウムのためにボレー粉やカトルボーンを与え、青菜やサプリなどでビタミンも補います。
インコの様子を注意深く観察することも大切です。
便をしているか、食欲はあるかなどこまめにチェックしてください。産卵しようとしている様子が見られてもなかなか卵を産まないのなら卵詰まりを疑うことができますので、無事に産卵するまではインコをしっかりと見守ってください。
インコが産卵した!無精卵であってもメスは抱卵します
インコも産卵のときはかなり苦しみます。産卵した後は羽を浮かせて暑がり、息が荒くなり、ぐったりとするインコもいます。すぐに卵を温めようとする場合もありますが、産卵の後はしばらく憔悴した様子が見られることもあります。
産んだ卵が無精卵であっても、インコは卵を温めようとします。卵を産んだらすぐに温める場合もあれば、なかには卵が2個以上になってからやっと温め始めるインコもいます。通常であればインコは1日おきに合計で5~6個の卵を産みます。2~3個だけしか産まない場合もあれば、7個以上産むこともあります。インコが産卵したら、翌々日にはまた卵を産むと覚悟しておきましょう。
産んだ卵は取り上げずに、ケージの中に置いたままにしてください。たとえ卵を温めていない場合であっても、卵はそのままにしておきます。卵が2コになってから温め始めるインコもいるからです。
インコの卵詰まりを防ぐには発情させないことも大切
インコの発情には日照時間や十分な栄養など、快適な環境が大きく影響をしています。いつも心地よい温度で敵がいない環境、食料も十分にあれば産卵してヒナを育てるのに最適とも言えます。そのため、飼われているインコは発情しやすくなり、1年中発情しているインコも珍しくありません。
- まず行いたいのが日照時間の調整です。人間の生活に合わせて朝早くから起こし、夜は遅くに寝かせるのであれば、インコの日照時間がとても長くなるため発情しやすくなります。人の生活スタイルは変えることは難しいですが、インコだけは早く寝かせて遅く起こす生活にしてあげましょう。暗くて静かな夜の時間を1日12時間以上作ってください。
- インコのために年中一定の温度を保っている良い飼い主さんも多いかと思います。インコの健康状態が良く元気であるのなら、温度を今よりも少し低めに設定してみましょう。温度が低めであればインコも産卵してヒナを育てようとは思いません。寒いことでインコが体調を崩す恐れもありますので、インコの状態を見ながら行なってください。
- 発情の対象物をなくすことも必要です。インコの大好きな物を取り上げるようでかわいそうにもなりますが、これはインコのためでもあります。発情しやすくしているおもちゃや鏡はなくすことで発情の機会を減らすことに繋がります。