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インコの寿命は意外と長い。インコの平均寿命と飼い方について

インコはそれほど長くは生きられないと思ってはいませんか?体が小さな動物は寿命も短いと思いがちですが、インコは意外と寿命が長く犬や猫よりも長生きすることもあります。インコのなかでも大型インコの寿命は50年ととても長いのです。これからインコを飼おうと思っている人は、最後まで責任を持って飼育できることを考えなくてはなりません。また、今インコを飼っている人なら少しでも長生きしてもらえるよう飼育の仕方を見直してみましょう。

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インコのなかでも大型インコの寿命はかなり長い

インコと言えば思い浮かべるのがセキセイインコやボタンインコです。

セキセイインコの寿命は10年前後、長生きをした場合でも15年くらいです。

ボタンインコやコザクラインコの寿命も10~15年ほどになります。

インコの寿命は犬や猫のような他のペットに比べると短い印象がありますよね。小型、中型インコの寿命は短めではありますが、長い寿命を持つインコもいます。

インコの中でも寿命が長いのが大型インコです。

ボウシインコの寿命は40年、コンゴウインコの場合は50年、ヨウムなら40~60年という寿命になります。

これはあくまでも一般的に言われている寿命であって、インコの健康状態や飼い方によっては更に長生きをすることもあります。
50年以上は生きることが多い大型インコですから、気軽に飼いたいと考えることもできません。大型インコを飼うのなら自分の年齢も考慮しなくてはなりませんね。

インコの寿命は種類によって違います。小型や中型インコの場合

インコのなかでも小型インコや中型インコは、大型インコほど寿命は長くはありません。ですが、10年以上は生きられますので、大型犬と同じもしくはそれ以上の寿命ということになります。

小型インコの代表でもあるセキセイインコの寿命は10~12年。12~15歳まで生きたセキセイインコも珍しくありません。

我が家のセキセイインコも14歳まで長生きしてくれました。なかには30歳近くまで生きたセキセイインコもいるそうです。
セキセイインコよりも小さなマメルリハの寿命は15~20年。個体によって差がありますが、セキセイインコやコザクラインコよりも寿命が長くなります。

ボタンインコやコザクラインコといった中型のインコの寿命は10~15年になります。長生きした場合なら20歳まで生きることもあります。
オカメインコの寿命は12~20年。20歳超えのご長寿オカメインコもいます。

ちなみにインコの年齢を人間に置き換えた場合、セキセイインコの1歳は人間の20歳、セキセイインコが5歳になると人間の44歳にあたります。セキセイインコの寿命でもある10歳は人間で言う80歳。セキセイインコが13歳を超えると100歳超えの長生きということになります。

100歳超えの長い寿命のインコもいました

インコのなかでも大型インコの寿命は50年以上。犬や猫よりも長い寿命です。
そんな大型インコのなかには100年以上生きたご長寿インコもいます。
最も長生きした鳥として紹介されているのはオウムが多いですが、大型インコもしっかりランクインしています。
90歳以上生きているベニコンゴウインコもいますし、ご長寿インコとして有名なのがルリコンゴウインコでなんと110歳以上も生きています。

100歳前後といった寿命の長さは稀であっても、インコの寿命は思いのほか長いことがわかりますよね。

インコの寿命が短いと思われてしまうのは平均寿命が本来の寿命よりも短いためです。

人に飼われているインコは快適な環境にいるので長生きできるチャンスが高いはずですが、人間によって命を落としてしまうケースが多いのも事実。インコが亡くなる原因のひとつが事故です。窓や玄関ドアを開けたままインコをケージから出し、外へ逃してしまうという場合もあれば、小型インコなら床にいることに気が付かずに踏んでしまうこともあります。飼い主によくなついてくれるインコだからこそ、事故につながって命を落としてしまうことも少なくありません。飼い主の後を追って飛んできたところをドアに挟まれてしまったり、調理中の熱い鍋の中に落ちるといった事故もあります。また、人間の食べるお菓子などを与えることで病気になることもあります。

インコの寿命が長いことで飼育放棄の問題もあります。命には最後まで責任を持ちましょう

インコは賃貸住宅でも飼うことができるところも多いため、犬や猫と比べると気軽に飼うことができます。なかには散歩や排泄の世話も必要ないから飼育も簡単だし、寿命も短いと考えて飼う人もいます。ですが、インコの寿命は犬や猫と同じ、もしくはそれ以上でもあります。

セキセイインコやボタンインコのような小型インコ、中型インコでも10年先も世話をしているはずです。20年という長生きをしたことも考えておきましょう。
大型インコであれは50年、60年先も一緒に過ごすと思ってください。飼いたいかどうかだけでなく、自分の年齢を考慮した上で飼えるかどうかも考えておきましょう。

実際にあまりにインコが長生きをするため、飼育ができなくて手放す人も少なくありません。老齢のためインコの面倒をみることができなくなったり、インコより飼い主の方が先に亡くなるというケースもあります。寿命が長いインコを飼うときは、もしもの時に飼育を引き継いでくれる人も見つけておきましょう。

インコの寿命を少しでも長く伸ばす飼い方とは

インコはかけがえのない家族の一員です。そんなインコの寿命を少しでも長くしたいと考えるのは当然のことでしょう。長寿の秘訣は飼い方にもあります。

まず事故には十分注意しましょう。インコをケージから出す前に安全な状態であるかを確認し、ケージから出した後は目を離さないように気をつけます。

インコの安全を考えてケージに入れたままにはしないでください。

毎日少しの時間でもよいので、必ずケージから出して運動をさせてあげましょう。インコにとっては飛ぶことが運動になります。そして、たくさん遊んであげてください。人になついているインコこそ、人から注目されたいしかまってもらいたいと思っています。インコは感情も豊かです。ひとりぼっちが長いと寂しいと感じますし、構わないことで不満が溜まってしまいます。ストレスがたまることで体だけでなく心も病気になることがあります。
インコにストレスを感じさせないことも長寿の秘訣です。たくさん遊んで満足して眠る、そんな生活をインコに与えてあげてくださいね。