インコの爪も切らないでいるとどんどん伸びていきます。インコの爪切りには専用の道具があるわけではありません。ペット用の爪切りを用意しても、慣れていないと使いにくさを感じることもありますよね。インコの爪を切りたいときはハサミを使うこともできます。家にあるものでインコの爪切りをする方法と、気をつけておきたいポイントについてお伝えします。
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インコの爪切りにはハサミを使うこともできます
インコが肩や腕にとまった時にチクチク痛いと感じたり、洋服など布の上を歩いているインコの足がよくひっかっかるのなら爪が伸びているということです。インコの長い爪に気づいたら、爪を引っ掛けて足を痛めたり爪が折れてしまう前に切ってあげましょう。
インコ専用の爪切りというのはなかなか見つからないかと思います。インコの爪を切るときはペット用の爪切りを用意することになりますが、犬や猫の爪に使う爪切りではインコには大きすぎると感じることも多く、インコの飼い主さんの多くは使いやすいニッパーなどを用意しています。先端が細くなっているニッパーが一番使いやすくなるでしょう。
家にあるハサミを使ってインコの爪切りをすることもできます。
インコの爪切りでハサミ以外に用意しておきたいもの
インコの爪切りを始める前に、必要なものを用意してください。
- 爪切り用のハサミ
- 止血剤
- 明かり
- 必要によっては老眼鏡やルーペ
- タオル
止血剤は必ず用意しておきましょう。ペット用の止血剤が市販されていますので、それを用意してください。止血剤をすぐに用意できないという場合は、小麦粉か片栗粉を代わりに使うこともできます。止血剤を使うときと同じように、血が出ている部分に塗りつけたら指でつまんでしばらくおさえてください。血が止まったことを確認するまで患部をしっかりおさえておきます。止血剤ほどではありませんが、血をとめることができます。
インコの爪がよく見えるように明るい場所を探してください。室内が薄暗いのなら手元を明かりで照らします。小さいものが見えにくいときはルーペや老眼鏡を用意しておきましょう。
ハサミを使ってインコの爪切り。大切なポイントについて
インコがあまりにも暴れるようなら、爪切りは2~3日にかけて行います。1日2~3本だけ切ったら、残りは翌日に行いましょう。
爪を切るためにインコを捕まえたら、手早く済ませることも大切です。長い時間インコを握ったままでいるとインコも苦しくなったり不安な気持ちになってしまいます。爪切りがきっかけで嫌われてしまうことがないよう、ササッと手早く済ませましょう。
爪を切った所はよく確認してください。後からじわっと血が出てくることもあります。インコをはなしてから出血に気がついたら、また捕まえるのはとても大変です。爪切りで怖い思いをした後なので、インコの方も必死になって逃げるはずです。
インコの爪切りは保定も大事。うまくできないのなら練習が必要
インコの爪切りで一番大切なことが、しっかり保定をするということです。
保定ができないとインコが暴れて怪我の原因にもなってしまいます。インコの爪を切る前に、まずは保定の練習から始めてください。何度か保定をしてみて、うまくできるようになってから爪切りを実行しましょう。保定したときはおとなしくても、爪切りが迫ってくるのが見えた途端に暴れ出すこともあります。爪切りがインコの視界に入らないようにすることも大切です。
保定が難しく感じるときは、布でインコをくるむ方法もあります。小さなインコですからハンドタオルくらいの大きさの布で十分です。インコを布でくるんだ上から保定の持ち方でインコを握ります。
爪を切る時は保定している手の空いている指、親指と薬指を使ってインコの爪をつまんで、足が動かないように固定してください。
インコの爪切りが難しいときは病院でやってもらおう
インコの爪切りに少しでも不安を感じるのなら、無理に自分で切ろうとはしないで病院へ連れて行きましょう。
インコの診察を行っている病院ならインコの爪を切ってもらうことができます。
病院で爪切りをお願いした場合の料金は500~700円くらいと考えてください。初めてかかる病院なら爪切りの料金の他に初診料も必要になります。
爪切りのときに飼育方法や気になる症状について獣医に相談することができますよ。
鳥を扱っている大型のペットショップでも爪切りを行っているところがあります。
料金も病院とほぼ同じくらいが多いでしょう。