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インコの雛の育て方で重要な点、餌のあげ方についてご紹介

インコを雛のうちから育てると、とてもよく懐くと話に聞きます。そのような点から雛からインコを育てたいと言う方も少くはありません。

ここではインコを雛から育てる際に最も重要な点について、育て方のポイントとなる餌のあげかたについてご紹介をいたします。

インコは餌やあげかたに違いがあると、食事を取らなくなる場合があります。雛を購入したショップの方にアドバイスを受けて、元気な雛に育てましょう。

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インコヒナの雛の育て方で一番重要な点

人によく懐いた手乗りインコはかわいいですよね。一緒に遊ぶことで癒やされたりもします。

人に懐かせるためにはインコを雛から育てることが大切です。

大人になったインコは警戒心が強いため、人から逃げてしまうことの方が多いです。

ですが、インコの雛は誰もが育てられるとは限りません。雛のうちは2~3時間おきに餌を与える必要があるため、日中の長い時間を留守にすることはできません。仕事や学校で家を留守にする人、または他に用事があって外出が多い人には雛を育てるのは難しくなるでしょう。

インコの雛は親鳥が直接餌を口の中に入れて与えます。人間が飼う場合は親鳥に代わって雛に餌を与える必要があります。夜中は雛も眠っていますので餌を与える必要はありませんが、早朝から夜の遅い時間まで数時間ごとに餌を与える必要があります。朝6時頃から夜10時くらいまでは雛の世話をすると考えてください。

雛のうちは、ご飯を食べる時以外はよく眠って過ごしています。静かに落ち着いて過ごすことができ、暖かい環境を用意する必要もあります。温度管理も重要になります。

生後40~50日くらいになると、雛用の餌から成鳥用の餌に切り替えていきます。ペットショップで販売されている雛は生後3週間から1ヶ月くらいです。成鳥用の餌はまだ食べることができないため、雛用の餌を用意し、親鳥に代わって餌を食べさせる必要があります。

雛に餌を与えることが難しい場合は、雛の餌を卒業したインコを迎えるか、一人餌になるまでペットショップで預かってもらうと良いでしょう。

インコの雛の育て方、成長によって変わる食事

雛に与える餌は、雛用として販売されている餌を使います。

雛の成長に必要な栄養が含まれているパウダーフードを用意してください。
野生のインコは親鳥が吐き戻した餌を直接雛の口に入れて与えます。

人が与える場合も、雛の餌はお湯で溶いてドロドロの状態にし、体温程度の温かい状態で与えます。冷たい餌は食べようとしないし、冷たい餌を無理に与えたところで雛の体を冷やし消化できない場合もあります。餌は与える直前に作り、作り置きはしないようにしてください。

雛に餌を与えるときは、雛用の餌に熱湯を入れ、ポタージュスープくらいのゆるさに溶きます。40度くらいまで冷ましてから雛に与えてください。少量をスプーンに取り、雛の口元に持っていくと雛は食べてくれます。くちばしの先にスプーンでちょんと触れてやると、餌に気がついて食べてくれます。

雛の餌やりは1日6~7回程度を目安に行ってください。

雛はお腹がすくとピーピー鳴いて餌をねだってきます。

最初のうちは雛用に用意した餌を直接雛の口に入れて与えますが、徐々に一人餌にしていきます。雛用の餌と同時に乾いたシードやペレットをケージの中に用意してください。ペレットの粒が大きい場合はすりつぶしたり細かく砕いて与えると食べやすくなります。

一人餌の練習には粟の穂がおすすめです。インコは粟の穂が大好きなので、ケージの中に入れておくと雛が興味を持ってつついているうちに食べだすことも多いですよ。

インコの雛の育て方はショップの店員さんにアドバイスを受けよう

インコの雛を迎えるときは、ペットショップで与えていた餌と同じものを用意してください。

これまで食べていた餌と違うものを与えても食べない場合があります。また、いきなり違う餌を与えることでお腹をこわしてしまう場合もあります。

雛のうちはまだ体力もなく免疫も弱いため、餌やりや飼育環境には十分気をつけなくてはなりません。家に迎えることでこれまでの環境とは変わってしまいます。その植え、食べ慣れない餌を与えたために雛が受けつけないこともあります。餌は雛が成長するための大切な栄養源です。高価で栄養が豊富の餌を与えたくても、ペットショップで与えていたのと同じ餌を用意し、ペットショップと同じように与えることが一番です。

そのためにも、ペットショップの店員さんに餌やりの方法などを詳しく聞いておくことも大切です。餌の作り方、与えるタイミング、与え方のアドバイスをもらいましょう。

インコの雛を飼う際に用意しておきたいグッズ

インコの雛を迎えるときは、雛のための飼育環境を整えることも大切です。

成長したインコは鳥かごを使いますが、雛のうちはまだ止まり木にとまる力もありません。雛を飼育するには虫かごとして使うことの多い、プラスチック製のケースを用意してください。周りが透明のプラスチックで囲まれ、上に網がついているものです。

プラスチック製のケージの底には、新聞紙やキッチンペーパーを細長くちぎったものを敷き詰めます。ペットショップで販売されている小動物用のおがくずでも良いです。古くなったTシャツを切って詰めるのもおすすめです。タオル地は雛の爪がひっかかってしまう場合があるのでおすすめできません。

雛は羽がまだ生え揃っていないため、ケージ内の温度は成鳥よりも高めにしてください。

そのため、ケージを温めるためのペット用ヒーターも用意しておきましょう。小動物用のヒーターには主に電球にカバーがついたものとパネルヒーターがあります。電球タイプはカバー自体も熱くなりますので、雛がやけどをしないように気をつけてください。パネル式なら雛がくっついても安心して使うことができます。

雛用の餌と一緒に、雛に餌を与えるための道具も用意してください。小さめの食器やスプーンで代用できますが、専用のスプーンは餌を与えやすいように先端が細くなっていて、余分な水気を切ることができる小さな穴があいています。餌はペットショップで与えていたものと同じものを用意し、水入れや菜差しなども一緒に用意しておきましょう。

インコの雛はいつでもショップにいる?雛の時期について

インコの雛を迎えたいと思っても、いつでもペットショップにいるわけではありません。

インコは雛を育てやすい時期に産卵をします。そのため春や秋といった落ち着いた過ごしやすい時期に雛が売られていることが多いです。インコは品種や羽の色もいろいろありますので、見た目の好みもあることでしょう。目的の色のインコを確実に飼いたいのなら、雛が多い時期にペットショップに行くのがおすすめです。
ペットショップで雛が多く入る時期を聞いてみると良いでしょう。

雛の飼育は温度管理がとても大切です。雛を迎えるときも春や初秋といった穏やかな気温で雛を育てやすい時期がおすすめです。雛のうちは夏でも保温器具を用意してください。インコの成長はとても早いので、雛を育てるためのケージを用意してもすぐに成鳥用のケージが必要になります。インコの成長に合わせて、必要な道具を用意するのも忘れないでくださいね。