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セキセイインコが片足をあげる理由と気をつけたい場合について

セキセイインコが片足を上げて羽の中に入れいている様子を見ることがあります。私たち人間にとってはバランスが難しいこの片足立ち、セキセイインコは疲れないの?と不思議に思いますが、とてもリラックスした表情をしていますよね。セキセイインコが片足立ちをする意味が気になることでしょう。また、気をつけなければならない片足立ちのケースについてもご紹介します。セキセイインコの状態に合わせて対処してください。

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セキセイインコは片足立ちでリラックスする

セキセイインコが片足をあげ、足先を丸めて羽の中にしまっている姿をよく見ますよね。足が痛みがある時にもこのような姿勢をすることはありますが、セキセイインコの健康状態に問題がなく元気があるのならこれはリラックスしている時にする姿勢です。

私たち人間なら片足立ちでリラックス?と不思議に思うかもしれません。鳥は飛ぶために体が軽くできていて、枝にとまったまま眠る様子からわかるように足の握る力はとても強いです。片足だけで立っていても別に苦痛ではなく、上手にバランスをとることもできます。

足が細くて長いフラミンゴや鶴もよく片足立ちをしますよね。水の中に入れた足が冷えるため片足立ちをするという説もありますが、鳥の体の構造上から片足立ちのほうがバランスがとりやすいという考えもあります。

セキセイインコの場合も片足だけで立った方がリラックスできるのかもしれませんね。

足を上げて羽の中に隠しているようにも見えますが、穏やかな気分のときやウトウトしているときにする姿勢です。思う存分片足立ちでリラックスさせてあげましょう。

セキセイインコは片足を羽に埋めて温めている

セキセイインコが片足を上げて羽の中に埋めているのは体温調節の役割もあります。

セキセイインコの足には羽毛がないため、寒いときやじっとしていると足だけ冷えてしまいます

足が冷えることで全身も冷えやすくなるため、足を羽の中にしまって冷えを防いでいるのです。片足ずつかわりばんこに足を入れいているのなら、冷え対策をしているのでしょう。

セキセイインコが片足立ちをして、全身の羽を膨らませているのなら寒がっている可能性があります。

ヒーターの温度を少し高くしてあげてください。体が冷えてしまうと体調を崩し、病気の原因になりかねません。リラックスしている時にも羽をやや膨らませることがありますが、いつもより室温が低いときやセキセイインコがいかにも寒がっているという場合はすぐに保温してください。

これから眠りにつこうとしている時にも片足を上げて羽の中に入れることがります。

お昼寝に入ると動かないため体も冷えやすくなります。いつもより少し暖かめにしてあげましょう。

痛みがあって片足を上げている場合もあります

足に痛みがあるため片足を上げていることもあります。痛みがあるときも羽を膨らませておとなしくなるため、リラックスしている場合との違いがわからず見分けるのが難しくなります。

上げた足を羽の中にしまわずに、止まり木から浮かせた状態であったり、同じ足ばかり浮かせているのなら痛みがあると考えてすぐに対処してください。歩いたり止まり木を移動する様子も見るとわかりやすくなります。

痛い足をかばうような歩き方や跛行、痛い足をしきりに気にしてくちばしで軽く噛んだり手入れをしているような様子が見られることもあります。

ケージから出ている時なら、いつもと違う歩き方や様子に気がつくでしょう。いつもは飛び回ったり遊んだり活発になるのに、同じ場所でじっとして動こうしなかったり、足を浮かせているのなら痛みがあるということです。

できるのならセキセイインコを捕まえて保定し、足の裏や爪、皮膚の状態をよく見てください。傷や出血しているところがある可能性があります。

セキセイインコの足が痛む主な病気について

セキセイインコが片足を上げているときに多い病気には、バンブルフットや疥癬症、痛風などがあります。

足の裏に赤い部分があるのならバンブルフットかもしれません

バンブルフットは趾瘤症とも言い、足の裏に感染がおきたり免疫が低下することでなります。肥満傾向のセキセイインコなら重たい体重で足の裏に負担がかかってバンブルフットになることもあります。止まり木が便で汚れた状態のままにしておかない、肥満にしないということも大切です。

疥癬症はトリヒゼンダニが原因の皮膚病です

くちばしやろう膜、目の周りにも症状が出ることが多いです。皮膚がカサカサした状態になり、ひどくなると足の指や爪が変形することもあります。

痛風はセキセイインコにとっても非常に痛みを伴うものです

足の指の関節の部分が白く腫れたり、白いブツブツが見られるようになります。腎機能の低下が原因です。

捻挫や骨折をしていることも考えられます

骨折している場合はかなり痛がり、動こうとはしません。足が赤くなって腫れてきます。

病気やケがの場合はすぐに治療をすることが必要です。痛みがあって足をあげているのですから、少しでも早く痛みを取り除いてあげましょう。

セキセイインコの足についても日頃からよく見ておきましょう

セキセイインコは痛みがあっても隠して問題ないふりをすることがあります。本当は痛いのに飼い主が見ていると普通に歩いて見せたり、浮かせていた足をすっと下ろして止まり木に戻すこともあります。普段から足の状態をよく見ておくと、セキセイインコがどんなに上手に隠しても異常に気づくことができるようになります。

足に痛みがあるときは片足を上げず、なんとなく重心を痛みのない方の足にかけている様子が見られることもあります。よく見ないとわかりにくいので、普段から止まり木にいるときの様子もしっかりチェックしておくことが大切です。

足の指が開かずに丸まったままになることもあります

足が麻痺している可能性もありますが、感覚はあるけれど思うように足を動かせないという場合もあります。

鳥のなかには足の指が前に3本、後ろに1本という種類もいます。文鳥や十姉妹がそれにあたります。セキセイインコの場合は前に2本、後ろに2本の状態が正常です。足に異常があると文鳥のように前に3本、後ろに1本という形になることもあります。

セキセイインコの足の仕草にも意味があります。リラックスしているのならかわいいし器用だなとも思えるのですが、痛みや怪我が原因であったり、寒くて体温調節している可能性もあります。飼い主はしっかり見極めて対処してあげましょう。