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インコが動かないでじっとしているときは病気の可能性があります

インコはよく鳴くにぎやかな鳥です。好奇心旺盛なので遊ぶことも大好き。そんな活発な鳥が動かないでじっとしているのなら体調が良くないのかもしれません。羽を膨らませている場合はすぐに暖かくしてあげることが必要です。便がゆるい、食欲がないといった他の症状がないかどうかも確認しておきましょう。体調が良くないのときは様子見は危険です。こんな時のために、インコを迎えるのと同時に鳥に詳しい病院を見つけておくことも大切です。

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インコが動かないので心配。病気が疑われる様子について

インコが動かないでじっとしているのは心配な状態です。普段なら逃げるような場合でも動かずにじっとしているのなら具合いが悪いと考えてください。その場から逃げる余裕すらないのです。

インコは病気や怪我など体の不調を隠そうとします

見るからに具合いが良くない状態なら、既に症状がかなり重い可能性もあります。

インコが病気のときは羽を膨らませた状態でじっとしています

眠いときや寒いだけの場合も羽を膨らませますが、全体的ボワッと丸くなっているのなら体調が良くないときです。目に力がなくなったり、目を閉じたままでいることもあります。

具合いが悪くても羽を膨らませないこともあります。また、体のどこかに痛みがあるときは逆に羽を浮かせて暑いときのような様子になることもあります。
いつも元気いっぱいにさえずったり活発に動くインコがおとなしく静かにしているのは何かあると考えてください。

インコは驚いて緊張している時も動かないことがあります

インコが緊張状態にあるときも動かなくなることがあります。この場合は羽をぴったり体にくっつけて細くなるので、いつもよりスリムに見えます。目をキョロキョロさせる、または何か一点を見つめていたり、何も視界に入っていないで気配に集中しているような様子が見られることもあります。

何かを警戒しているため意識が飼い主には向かない状態なので、全く動かないで置物のように固まった状態になります。
  • 外敵や見たことのない怖い物に気がつき緊張状態にあるため、ちょっとした刺激がパニックになってしまいます。
  • 落ち着かせようと思って手を差し出したり、遠くで小さな音が聞こえただけで慌てて飛び回ることがあります。
窓ガラスにぶつかったり家具の隙間に落ちるなど、普段では考えられないようなトラブルにつながるりますので、無駄に刺激を与えないようにしてください。

驚いて緊張状態になり動かないのであれば、落ち着くまでそっとしてあげてください

大抵の場合は時間たち何でもないとわかれば、落ち着きを取り戻してくれます。
私たちにとっては些細なことでもインコが驚いたり怖いと思うこともあります。ケージにぶつかって振動を与えたり、ケージから離れた場所で物を落としただけなのにインコが驚くということもあります。

我が家のインコはテレビから聞こえてきた猛禽類の鳴き声で緊張状態になったことがあります。

インコが動かないで羽を膨らませているのならすぐに保温が必要

インコが動かないでじっとしていて、羽を膨らませている状態のときはまず保温することが必要です。なんとなく元気がない、羽を膨らませ気味という場合でも保温していつもより暖かくすることで回復することもあります。

まずはケージの中の温度を28~30度にして様子をみてください

それでもまだ羽を膨らませているのなら、羽がいつもと同じ状態になるまで温度を高くしていきます。様子を見ながら少しずつ温度を上げ、適温を見つけてください。30度を超えると暑すぎないかと心配になりますが、病気の場合は36度で落ち着くということも珍しくありません。

ケージを保温する時に便利なのがペットヒーターです

ケージに取り付けたら、ペットヒータごとケージをカバーで覆うとすぐに暖かくすることができます。パネル式よりも電球タイプのヒーターの方が効率よく保温することができますが、電球タイプは表面が熱くなりますので、インコが触れて火傷をしないようにケージの外側に取り付けてください。

ペットヒーターを用意していない場合は湯たんぽを使うことができます

ペットヒーターの場合と同じく、ケージの外側に置いたら湯たんぽごとカバーで覆ってください。暑くないすぎるときは湯たんぽをタオルでくるんで温度を調節することができます。

インコのケージを保温しようと思ったら、ペットヒーターの電球が切れて使えないということがありました。すぐに保温する必要があったため、とりあえず電気ストーブを使ったのですが、インコのケージだけでなく部屋中が暑くなり大変でした。もしもの場合に備え電球の予備も用意しておくことをおすすめします。

インコが動かないのは病気のサイン。他の症状も確認してください

インコの具合いが悪くて動かないのであれば、他にいつもと違う症状がないか確認してください。元気がないときは食欲も落ちています。餌を食べているかどうか確認するようにしてください。

いつもの餌を食べないようなら粟の穂をケージに取り付けてみてください

粟の穂は嗜好性が高いので食欲が落ちているときでも食べやすく、回復した時も粟の穂から食べ始めることがあります。

便の状態も見ておきましょう

体調が悪い時は便がゆるかったり下痢をしていることもあります。餌を食べていなくて絶食状態にあるときは便が緑色になります。黒い便をしているのなら胃や食道などから出血している可能性があります。便の状態からわかることがありますので、普段からチェックするようにしましょう。

病気であれば嘔吐をしていたり、吐くような仕草をしていることもあります

吐いている様子を目にしていなくても、ケージの中を覗くと吐いた餌が散らばっていたり頭が嘔吐物で汚れているということもあります。

風邪や呼吸器系の病気の場合はくしゃみや鼻水といった症状が出ることもあります。開口呼吸をしていたり咳を何度もするなど、他に気になる症状がないかどうかもチェックしてください。

インコに詳しい病院を見つけておくことも大切です

インコが動かずにじっとして具合いが悪い場合は、すぐにでも獣医さんに診てもらう必要があります。しばらく様子をみてからなどと考えていると、どんどん元気がなくなり衰弱していく可能性があります。ちょっと気になるというくらいでも、一度診てもらった方が安心です。

どの動物病院でもインコを診るもらえるわけではありません。犬猫中心でインコには詳しくない動物病院の方が多いと考えておいてください。インコを迎えたら、鳥に詳しい動物病院を見つけておくことも重要です。

我が家の近くにも何軒か動物病院がありますが、インコは受け付けていませんと断られました。はっきり断ってくれるのはまだ良い方です。インコも診ますと聞いて向かった動物病院の中には検査をしないでそのう炎と言われたこともあれば、診察室のドアを開けたままインコをキャリーから出そうとした獣医もいます。

大切なインコのために、信頼できる病院を見つけてください

そのためにはインコにも協力してもらい、元気な時に健康診断を受けて確かめてみることをおすすめします。
健康診断ではインコを保定して筋肉や骨格を見たり、聴診器をあてて胸の音を聞き、そのう液と便の検査もします。

インコの健康に必要な検査を行い、インコの扱いに慣れいている獣医さんなら安心してお任せすることができますよね。診察室がインコにとって安全かどうかも確認しておきましょう。大切なインコを守るために慎重になってくださいね。