キーワード
  1. インコ
  2. 飼育
  3. 種類

セキセイインコから出てくる白い粉は何?脂粉について説明します

セキセイインコを飼っていると、ケージの周りやセキセイインコが長くいた場所には白い粉が散らばっていることに気がつきますよね。これはフケ?と思われて気になるかもしれません。白い粉の正体は脂粉と言い、セキセイインコにはとても必要なものなのです。羽の手入れをした後によく落ちていることが多い脂粉はセキセイインコが健康であるという証でもあります。ですが、私たちに悪い影響がないかも心配になりますよね。まずは脂粉についてよく理解をし、対策についても考えてみましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

セキセイインコを手乗りにする飼い方のポイントをご紹介します

セキセイインコを飼うのなら手乗りにしたいですよね。指の上にちょこんととまっている姿はかわいいものです...

セキセイインコが下痢をしている場合と多尿便との違いについて

セキセイインコの便は丸くてコロンとした形をしています。小さくて嫌な臭いもないので便の処理も気になりま...

No Image

真っ白なセキセイインコのアルビノ。特徴と飼い方について

全身が真っ白のセキセイインコはアルビノという品種です。アルビノはメラニン色素を持たないため羽が白くな...

セキセイインコの羽の生えかわり。換羽の仕組みと注意したいこと

セキセイインコの羽は日々抜けていますが、一度にたくさんの羽が抜ける換羽の時期があります。換羽はセ...

セキセイインコの気持ちは声のトーンや鳴き方からも理解できます

セキセイインコの声はとてもきれいで、さえずる声は家の中はとても賑やかにしてくれます。セキセイイン...

セキセイインコの爪切りの頻度と自分でできる爪切り方法を紹介

セキセイインコでも爪はだんだん伸びていきます。では、爪切りの頻度とはどのくらいなのでしょうか?インコ...

セキセイインコの元気がない時に考えられる原因と対処法

いつも活発で遊ぶのが大好き、とても賑やかなセキセイインコですが、なんとなく元気がないと感じた時は...

セキセイインコが精巣腫瘍になった時の治療と病鳥との付き合い方

大切な家族でもあるセキセイインコが精巣腫瘍になり余命宣告を受ける。それは飼い主にとってとてもつらいこ...

セキセイインコの発情行動の吐き戻しはメスもすることがあります

セキセイインコが発情しているときの行動のひとつに吐き戻しがあります。オスにお決まりの求愛行動です...

雛にさし餌が必要なのはいつまで?セキセイインコの雛の飼い方

セキセイインコを雛から飼い始めると、いつまでさし餌をしたらいいのか、プラケースから大人用のケージに引...

セキセイインコはその時の気持ちによって鳴き声が違います

セキセイインコを飼っていると常にきれいな鳴き声が聞こえていますよね。元気いっぱいに鳴く声や小さくさえ...

セキセイインコの雛を迎えたら。雛に必要な物と飼い方について

ペットショップを覗くとセキセイインコの雛がたくさんいて、そのかわいさに虜になることがありますよね。重...

セキセイインコレインボーの雛の特徴や性別の見分け方、飼い方

セキセイインコの種類のひとつにレインボーがあります。今回はその雛をこれから育てたいという方に向け...

セキセイインコのウイングを飼いたい!羽の特徴と購入について

豊富なカラーバリエーションと背中のさざなみ模様が特徴のセキセイインコ。たくさんの品種がありますが、ウ...

セキセイインコの飼育には適温が大切。季節感も上手に取り入れて

セキセイインコを飼育するときに大切なのが温度管理です。ケージの中を適温にしたくても、セキセイイン...

スポンサーリンク

セキセイインコから出る白い粉の正体、脂粉について

セキセイインコがいた周りにはフケのように白い粉が落ちていることがありますよね。全く気にならないときもあれば、白い粉だらけということもあります。
これは「脂粉」と言い、セキセイインコが羽の手入れをする時に使う分泌液が粉になったものであったり、筆毛を包んでいる膜が剥けて落ちたものです。また、綿毛が細かくちぎれた状態が粉のように見えることもあります。

セキセイインコが羽の手入れをしているときに、尾羽の付け根の部分をくちばしでつついている様子を見たことがあるかと思います。この尾羽の付け根には尾脂腺と言われる突起物があり、ここから脂を含んだ分泌液が出てきます。これを羽に塗っているのです。余分な脂分が乾いて粉になり下へと落ちます。
自然界のセキセイインコは捕食される立場なので、敵の気配を感じたらすぐに飛んで逃げなくてはなりません。一日の間に何度も何度も羽の手入れをしているのは、いつどんな時でもすぐに飛ぶことができるよう羽の状態を整えているのです。

脂粉は筆毛の膜でもあります。セキセイインコの羽が抜けた後は細長くツンツンとしたものが生えてきますよね。これを筆毛と言い、新しい羽の蕾のようなものです。筆毛の表面には薄い膜があり、この膜が外れると中の羽がふわっと広がって通常の羽になります。筆毛の膜が外れることで白い粉のようになって下へ落ちるのです。
筆毛は頭の部分だと目立つのですぐにわかりますが、お腹や翼、尾羽にも目立たないだけでちゃんとあります。セキセイインコは頭をこすりつけたり羽の手入れをして、せっせとこの膜を外しているのです。筆毛は痒みもあるし場合によっては痛いようで、筆毛があるときに頭をかいてあげると気持ちよさそうにうっとりすることもあれば、急に攻撃して噛んでくることもあります。痛かったのでしょうね。

セキセイインコにとって脂粉はとても大切です

脂粉をセキセイインコのフケだと思っていた人もいるかもしれませんが、脂粉はセキセイインコにとってとても大切なものです。

フケは古くなった角質が剥がれ落ちた老廃物なのでもう要らないものですが、脂粉は羽の手入れの時に使う大切なコーティング剤なのです。
尾脂腺から出る脂を含んだ分泌液を羽に塗ることで、羽に汚れがつくのを防いで常にきれいな状態に保つことができます。また、脂を塗ることで防水効果もあります。羽が濡れている状態だと飛ぶことができないため、すぐに外敵に捕まってしまいますよね。セキセイインコの羽が水をはじくのは危険から身を守るためでもあるのです。

脂粉は羽の手入れの時だけでなく筆毛からも出るため、換羽期には量も増えてしまいます。ですが、これは新陳代謝が正常に行われている証、セキセイインコが健康であるという証拠でもあります。脂粉が少ないと逆に健康状態が良くないと疑うこともできます。羽に異常がでる病気にはPBFDやBFDといった免疫に関わる大きな病気もあります。羽の異常に気がついた時はすぐに病院で診てもらいましょう。

セキセイインコの脂粉が私たちに与える影響について

セキセイインコから出る脂粉、私たちの健康になにか悪い影響を及ぼさないかと気になりますよね。特に小さな子どもがいるご家庭やアレルギー体質の人なら心配になることでしょう。セキセイインコには必要なものでも、人間にとってはゴミやホコリと変わらない存在でもあります。

脂粉はアレルギーの原因になることもあります。

鼻水や咳など呼吸器系に影響を与える可能性が高いので、気になる症状がある場合は一度アレルギー検査を受けてみることをおすすめします。

特に症状がなくても脂粉が気になるという場合もありますよね。今は問題なくてもそのうちアレルギーを発症してしまったらと不安になることもあるでしょう。

セキセイインコのケージにビニールカバーをかぶせたりケージをアクリルケースにする、ケージの掃除をするときや脂粉が多い時期はマスクをするなど、できる限りの対策をとっておきましょう。アレルギーを発症してしまったらセキセイインコと一緒に暮らすことができなくなる恐れがあります。これからずっと一緒に過ごせるように、脂粉が心配な人は早めに対策をとるようにしましょう。

セキセイインコの脂粉対策はこまめな掃除が重要

小さなセキセイインコですが脂粉の量はなかなかのものです。セキセイインコが飛ぶ度に脂粉が舞い上がるので、家が汚れたり吸い込んでしまうのも気になりますよね。脂粉は私たち人間のアレルギーの原因になることもありますが、セキセイインコの呼吸器にも良くないそうです。

脂粉対策にはこまめな掃除と空気清浄機のふたつです。

脂粉に気がついたときはこまめに吸い取っておくようにしましょう。ですが、大きな掃除機をその都度出して使うのは面倒でもあります。その上、吸い込むどころか逆に舞い上げてしまうこともあります。
小さめのハンディ掃除機をひとつ用意しておくと良いでしょう。脂粉程度なら吸引力が弱めでも十分吸い込んでくれます。気軽に使えるサイズなら、気になったときにすぐに掃除をすることができますよね。
小さめの卓上ほうきも使うことができますが、ほうきの毛の部分に脂粉がくっついてしまうことも多いので、使った後はほうきを外で払うなどして、ほうきについた脂粉を落とす必要があります。

空気清浄機は重要です。軽い脂粉は人が動いたりセキセイインコが飛んだりすることで空気中に舞い上がります。部屋の中の空気をきれいに保つためにもぜひ、空気清浄機を使ってください。

セキセイインコに水浴びをさせることで脂粉を少なくすることもできます。水の中でバシャバシャしてもらって、羽についている余分な脂粉を落としてもらいましょう。

セキセイインコの脂粉は少なめ。脂粉が多い鳥もいます

セキセイインコは体も小さいので脂粉も決して多くはない方です。体のサイズが大きくなればなるほど脂粉の量も多くなりますし、際立って脂粉が多いという鳥もいます。

脂粉が多いのは白い羽を持つオウムや大型のインコです。

キバタン、オオバタンのような白いオウム、大型インコのヨウム、体のサイズは大きくはありませんがオカメインコも脂粉は多めです。また、ペットとして飼っている人はそれほど多くはありませんが、フクロウも実は脂粉が多いです。

大型の鳥の場合は少し触っただけで手が白くなるほどの脂粉の量です。オオバタンを飼っている人の中には空気清浄機を2台フル活動しているという人もいます。鳥は羽をブルッと震わせる行為をよくしますが、この時に白い粉が舞うのが見てわかるほどです。

小さなセキセイインコではありますが、羽から脂粉が舞うのを見ることもありますよね。脂粉がセキセイインコにとって大切な役割をしていると思うと、この厄介な白い粉もありがたく感じられます。健康の証でもある脂粉に感謝しながら、飼い主はしっかり脂粉対策も行っていきましょう。