オカメインコは育てやすいと言われていますが、雛の場合は難しいと言われています。
しかし、注意すべきポイントを押さえれば飼育することも可能です。
今回は、オカメインコの雛の育て方や注意点について説明します。雛を育てる場合は挿し餌となるので、そばにいてあげることも必要になります。
また、雛の選び方も大切です。元気な雛を選んでお迎えするようにしましょう。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
オカメインコの鳴き声が変?オカメインコの感情と鳴き声について
オカメインコを飼育していると、様々な鳴き声を聞くことができます。ときにはいつもと違う鳴き声に変?と感...
白い羽に黄色の冠羽が魅力。オカメインコのルチノーの値段と特徴
頬にあるオレンジ色の丸い模様がかわいいオカメインコ。なかでもルチノーはとても人気が高いので、グレーの...
オカメインコの雛の挿し餌【量・回数・やり方・注意点】について
オカメインコの雛には挿し餌が必要です。ですが、初めてあげる挿し餌はうまくいかないことや、わからないこ...
スポンサーリンク
オカメインコの雛の育て方は難しい?育て方について
そこにはオカメインコの雛ならではの特徴があります。
オカメインコの雛の特徴
新しい環境に慣れるのに時間がかかる
新しい環境に慣れる事は体が小さい雛にとって大きな負担です。
ご飯を食べてくれない時がある
雛がご飯を食べないからと放置してはいけません。
放置することで体温が下がり、免疫のない雛は体力が限界となり天に召されてしまうことも少なくありません。
病気になりやすい
雛の病気は時間との勝負です。
これがなかなか難しいのです。
落下しやすい
雛は安定しないので挿し餌を与える時に手から落下してしまうことがあります。
これもまた雛から育てるのは難しいと言われている要因です。
餌について
オカメインコの雛は冷たい餌は食べません。
だからと言って熱すぎると危険です。火傷しない程度で温めて食べさせます。
また、餌の作り置きは菌の繁殖など衛生的によくありません。
免疫のない雛の健康も考えて1食分づつ作ることが大切です。
しかし、中雛や成鳥から飼っても愛情を注いであげることができたらオカメインコは懐いてくれるインコですよ。
雛から育てる自身がないなら、少し成鳥してから飼うことをオススメします。
オカメインコの雛の育て方で重要なポイントは「保温」
雛の飼育に保温アイテムと温度計は必須
ゲージの一部にヒーターなど保温アイテムを取り付け、一定の温度に保ちます。
雛が寒い場合はそこで温まりますし、暑いとヒーターから離れた場所に移動します。
個体によって適温温度はそれぞれ異なります。
この温度を基準にオカメインコの雛の様子を観察し調節してあげてください。
オカメインコの雛の挿し餌は大変、成長を待って迎えることも一つの方法
オカメインコを雛から育てる育て方は難しく、大変でもあります。
なぜなら雛を挿し餌で餌を与えないといけないから。
しかも、それが生後2週間までは2時間おき、生後2週間こえたら4時間おき。
雛が自ら餌を食べれるようになるまで続けなければいけません。
自ら餌を食べれるようになると確実にお世話が楽になりますので、その時期を待ってオカメインコを購入すると良いですよ。
オカメインコの雛の選び方も大切です
オカメインコは育て方が難しいと言われるからこそ、雛の選び方は大切です。
雛から無事に成長させられるかどうかは、雛の選び方にかかっています。
もし弱い個体の雛を選んでしまってはどうでしょう。
悲しい現実を待ち受けている可能性が極めて高くなってしまいます。
雛を買うお店の衛生状態や飼育環境がOKかどうかクリアしているのを前提に雛を選んでいきます。
- 個体が大きい(体重が重い)雛
- 元気な雛
- 人懐っこい雛
- 綺麗な色合いの雛
- 全体的に綺麗な雛(羽の状態、くちばし周り、お尻周り、目の周りなど)
妥協した雛を飼って吉と出るか凶と出るかは保証できません。
弱った雛を選んでしまい、育てている段階で命を引き取ってしまっても仕方がないとはいえ、負い目を感じてしまうことは否めません。
最初から元気で丈夫な雛を選び、たくさん愛情を注ぎ無事に成鳥まで育てましょう。
初心者がオカメインコの育て方で注意すべきこと
雛を触りすぎない
雛の場合は触られすぎても体力を消費してしまいます。
挿し餌など必要以外の時はなるべく添っとしておいてあげてください。
挿し餌の時間を守る
挿し餌の感覚は非常に短く、手間がかかります。
個体の小さい雛です。
大きくさせるためにはこの時期の1食のご飯も大切です。
空腹にさせないように気をつけてください。
温度チェック
ゲージ内の温度を確認しましょう。
温度計は必ず設置してください。
雛の様子を観察しておく
日頃から雛の動きや鳴き声、餌の量などの様子を観察しておくことで、風邪気味や病気にすぐ気づくことができます。
しかし安易な考えで育てることはオススメできません。
小さいけれど大切な命です。
雛を育てる環境をしっかりと準備し、難しさや大変さだという覚悟を持って雛を迎え入れてあげてください。
愛情をたくさん注いであげると飼い主に懐く可愛らしい成鳥になることでしょう。