オカメインコはほっぺにお化粧をしたような配色、またピンとたった頭の毛も特徴的で、可愛らしい見た目が人気です。
そんな可愛らしさに飼育をしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。そこでここでは、飼い方で重要な餌に注目をして、餌の種類やあげかたについてご紹介をいたします。
餌のあげ方は雛と成長したオカメインコでは違いがあります。また一人餌になったインコの餌にも種類が存在します。オカメインコが健やかに成長するように、餌には十分に気をかけてあげてください。
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【オカメインコの飼い方】雛から育てる場合の餌について
オカメインコを雛から飼いはじめる場合、餌は「挿し餌」と言ってスプーンなどを使って直接与える必要があります。
オカメインコの雛の挿し餌で大切なのが餌の温度
冷めた餌だと消化に負担がかかり、雛も嫌がり食べてもらえません。
挿し餌には「粟玉」と「パウダーフード」を与えます。
- 粟玉とパウダーフードを1対1の割合で用意して、まず粟玉を80度くらいのお湯でふやかします。
- お湯を捨てたら粟玉にパウダーフードを混ぜ入れます。
- そこに40度くらいのお湯を注いで、よく混ぜたら挿し餌の完成です。
挿し餌の濃度は、コーンスープのようなとろみが出るくらいの濃さが理想的です。
雛の体調に合わせて濃度を調節して下さい。
成長したオカメインコの飼い方、2つの餌の種類
シードは野生のオカメインコが食べる餌に一番近いもの
粟やヒエなどの種子を混合してできています。
そのため、ペレットよりもシードを好んで食べるオカメインコも多いようです。
タンパク質やビタミン類などを補うために、副食や野菜などを別に与える必要があります。
ペレットはオカメインコに必要な栄養をすべて補えるようにと考えて作られた人工飼料
しっかりと栄養を考えて作られた完全栄養食なので、ペレットさえ与えておけば、副食や野菜など他の餌を与える必要がありません。
- ただし、殻を剥いて食べる楽しみがなく、味も淡白なため、個体によっては全く食べてくれない場合もあります。
- また、色つきのペレットを与えると糞に色が付いてしまう事があり、健康チェックがしにくくなる場合もあります。
- シードよりも値段が高いというデメリットもあります。
オカメインコの飼い方で重要な餌についてはショップに相談
オカメインコは、急に環境が変わってしまうと餌を食べなくなったり、体調を崩して病気になってしまう事もあります。
ペットショップから迎えた直後のオカメインコは慣れない環境でストレスがかかりやすい状態
どのような餌をどんなタイミングで与えていたのか、副食や野菜についてもペットショップに確認してみましょう。
まだ挿し餌が必要な雛の場合も、ペットショップで食べていた餌と同じものを用意すると良いでしょう。
オカメインコに野菜や果物など餌以外にあたえる食事
食べなければ無理に与える必要はありませんが、栄養豊富な野菜は与えて悪い事はありません。
野菜好きなオカメインコには食の楽しみとして菜差しに入れて与えてあげましょう
味の違いがわかるオカメインコは、美味しい果物が大好きです。
与えすぎに注意すれば、インコが喜ぶご褒美おやつとして、しつけの際などに果物が活躍します。
りんごなどの食べやすい果物を選んで与えてあげてください。
オカメインコの餌の重要性
オカメインコはきちんと育てれば12年~20年も寿命がある長生きな鳥です。
飼育環境にも左右されますが、およそ15年は共に暮らす事ができます。
オカメインコを健康で長生きさせるためには、餌の内容や与え方が重要になります
偏った餌は栄養不足になり病気を引き起こす事もあり、餌の与えすぎは肥満の原因になる事もあります。
オカメインコの餌は、主食の他に副食、おやつがあります。
おやつにも栄養が含まれているので、与えすぎには注意しましょう。
オカメインコの餌は、毎日交換して新鮮なものを与えるように心がけましょう。
餌入れに古い餌を入れっぱなしにしていると、そこからカビや雑菌などが繁殖して、オカメインコが病気になってしまう可能性もあります。
その場合も、オカメインコに人間の食べ物を与えてはいけません。
人間の食べ物を与えてしまうと、過度な栄養を摂取させる事になり、消化不良を起こしたり、病気になってしまう可能性もあります。