文鳥の雛の換羽はいつからいつまで続くものなのでしょうか。この換羽の時期の文鳥はどんな行動を起こしやすい?
今までとは違う行動を取るようになったからといって慌てずに、換羽の時期が終わるまで体調管理をしつつ暖かく見守ってあげましょう。元気がないように見えるかもしれませんが体力をつかわないようにじっとしていることが多いそうです。
換羽時期の扱い方や過ごし方について紹介します。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
【文鳥の飼い方】一人暮らしで飼う時に必要なものと管理・注意点
一人暮らしをしている人の中には、これからペットとして文鳥を飼おうかと考えている人もいるのではないでし...
【文鳥の飼い方】ヒナから迎える場合に必要なものとエサの与え方
文鳥はペットとしても人気で、ヒナから育てたいという方も多いと思います。ヒナから育てる場合には、成鳥か...
文鳥ケージのベストな置き場所と注意点、手乗り文鳥に育てるコツ
文鳥は鳥の中でも賢く、コミュニケーション能力が優れています。そんな可愛い文鳥を飼う場合は、ケージの置...
スポンサーリンク
文鳥の雛の換羽の特徴や期間
文鳥を飼っていると、産まれてから60日程度経過すると羽が雛の羽から大人の羽に生え変わり始めます。これを雛換羽と言い、大人の羽根になってからも通常は一年に一度全身の羽が生え変わり、大人になってからの羽の生え変わりは換羽と呼びます。換羽の読み方は「かんう」です。換羽のことを「鳥屋(とや)」と言う場合もあります。
文鳥の雛の換羽は一般的には1カ月から2ヶ月で完了します。
文鳥を始めて飼う場合には、産まれてから60日経過した頃から1カ月程度で終わるのが普通と考えているので、それからかなりずれていると不安になるものです。
産まれてから3ヶ月も4ヶ月も経過しても始まらなかったり、始まってから3ヶ月経過しても4ヶ月経過しても完了しなくて獣医さんへ連れて行く方は多いようですが、大抵は問題ない言われる場合が多いようです。
換羽期間中は気性が荒くなったり、体力を消耗するので昼間に寝ていることが多くなったりします。しかし、体力を多く必要とするので食欲は増します。
文鳥の雛の換羽時期はどうなる?元気がないように見えることもあります
換羽期間はとても体力を消耗するので、元気がなくなる事は多いです。
今までは日中は元気にケージの中を跳ねたりおもちゃで遊んでいた文鳥が、寝ている時間が多くなりあまり動かない。疲れているように見える場合があります。
換羽の進行状態には個体差があり、頭の羽の一部だけが生え変わった後しばらく止まり、その後一気に進んであっという間に完了する文鳥。頭から胸、羽と順調に生え変わっていたのが羽の途中まで生え変わった時点でぴたりと止まり、その後しばらくしてから全体が生え変わる文鳥。最初は抜ける勢いに生える勢いが追いつかず地肌が多く見えてしまう文鳥など、実に様々です。
攻撃的な性格になるとこの後ずっとそうなのかと心配になりますが、大抵の文鳥は換羽期間が終わると元の性格に戻ります。より人懐っこくなるという話もよく聞くので、楽しみに待っていましょう。
文鳥の雛の換羽時期の過ごし方について
換羽期間中は普段以上に栄養を必要とするので、充分に栄養のあるエサを与える必要があります。
シードの場合にはボレー粉やビタミン剤、青菜などをしっかりといつでも食べられるようにセットしてあげましょう。ペレットの場合には栄養が整っているので、更に添加すると栄養過多となってしまう場合があります。ペレットの場合の換羽専用の補助食品や青菜を与えるとよいでしょう。
換羽は病気などではないので、文鳥が求めてもいないのに安静にさせる必要はありません。ケージから出て遊びたい、水浴びをしたいという場合にはいつもと同じようにさせてあげましょう。
文鳥自身が選択して快適に過ごせるように、充分に栄養のあるエサ、保温ヒーター、水浴び用の容器などを常設してあげましょう。
文鳥の雛の換羽のときに水浴びはしてもいい?体調を見ながら行いましょう
換羽期間中は羽が生え揃っていなくて薄くなっている場合があります。
水浴びをした後は直ぐにタオルなどで水気を吸い取ってあげたり、保温ヒーターを置いて温まれるようにしてあげましょう。
寒そうだからと温水を使用するのはやめましょう。羽の油分が落ちて余計に水浴び後の乾きが悪くなり体温を奪うことになってしまいます。
文鳥の換羽は毎年あるので上手く付き合うことが大切
換羽は大人の羽になってからも毎年あり、通常は春に換羽します。
しかし、家の中で飼っているのと年中暖かく昼夜の時間配分も管理の仕方によって異なります。そのため本来のホルモンバランスが崩れて換羽の時期や回数は文鳥によってまちまちとなっています。
年中部屋の中が暖かい事は文鳥にとって重要です。冬は夏よりも室内の温度が寒くはなりますが、長時間暖房をつけない状態の部屋に置いておくと凍えて生命を失ってしまう場合があります。冬でもある程度の温度を保っておく事は重要です。
しかし、昼夜はできるだけ自然に近づけてあげたいものです。鳥は本来は夜暗くなったら就寝し、明るくなったら起床する生き物です。
規則正しい生活が健康を保つ秘訣となるのは人間も文鳥も同様です。