文鳥はとても水浴びが好きな鳥です。雛の頃から育てているという方も多いと思いますが、雛はどのくらい大きくなると水浴びを始めるのでしょうか?
そこで、文鳥の雛が水浴びを始める目安や、水浴びの注意点などをご紹介します。文鳥が水浴びをしている姿を見るのは、とても可愛いものです。気持ちの良い水浴びのために、飼い主さんが覚えておくことをご紹介していきます。
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文鳥の雛が水浴びを始める時期
文鳥の雛が水浴びを始める時期は一般的に生後一か月頃が目安となっています。
卵から育てていれば誕生日が分かりますのでどのくらいで一か月なのかが分かりますが、もらった雛や買った雛では誕生日が分からない事もあります。
そのような時には、雛の体を見てみましょう。
羽毛が体を完全に覆った時が大体ですが生後一か月のタイミングです。
生後一か月のこの時期から徐々に水に興味をもち、水浴びを覚えていくことが多いです。
反対にいつまでも水浴びの用意をせずにタイミングを逃してしまうとその先もずっと水浴びをしないようになっていしまいます。
人間が特別に何かしなくても、水浴びの用意をしてあげるだけで水浴びをするようになります。
文鳥の雛の水浴びを一日も早く見たいものですが、目安である生後一か月を過ぎた時に文鳥の雛の羽毛がしっかりと生えそろっていない状態で水浴びさせると雛の体が冷えてしまって雛が弱ってしまう恐れがあります。
文鳥の雛に水浴びが必要な理由
文鳥の雛はなぜ水浴びが必要なのでしょうか。
教えなくても本能で水浴びを始めるのはやはり秘密があります。
自然界で生きていると体に寄生虫やゴミが付く事があります。
毛づくろいでも寄生虫やゴミは取る事ができそうなものですが、水浴びをすると確実に体が綺麗になりますし、体がかゆい時にも水浴びをすると体がさっぱりとします。
体を清潔に保つために、人間で言うところのお風呂のようなものなのです。
また、羽に付いている脂粉を調節するという理由もあります。
それから、文鳥は水浴びをする事でストレスを解消しているので、とてもダイナミックに水をまき散らしながら水浴びをする個体もいます。
人間から見ると水が飛び散って大変ですが、文鳥にとっては大切なストレス発散方法ですので、温かい目で見守りましょう。
水浴びは雛の頃から少しずつ慣らしてあげる事が大切です。
水浴びセットを置いておくだけで興味を示してすぐに水浴びができる個体と、最初のうちは怖がって水浴びがなかなかできない個体もいますが、文鳥にとって水浴びは大切なものですので、雛の頃から見ずになれる事は大切ですので、生後ひと月を過ぎた頃には水浴びセットを用意してあげるようにしましょう。
文鳥の雛の水浴びに適した水は
文鳥の雛を水浴びさせるときに用意する水は、水道水が適しています。
冬の寒い時期などには、水では寒いのではないかと親心からお湯を用意してあげたくなりますが、お湯は絶対に避けましょう。
良かれと思ってしたことが文鳥の雛を苦しめる事になってはいけません。
冬だからとお湯を用意するのはダメです。
また、文鳥は水浴びをしながら水を飲みます。
水道水は人間が飲んでも大丈夫なようにきちんと管理されていて、雑菌もいないので水道水が一番安全なのです。
ミネラルウォーターなどを用意する必要はありません、水道水を用意してあげましょう。
常温の水でも大丈夫ですので、水浴びの時にはキレイな水道水を用意してあげましょう。
文鳥にとって水浴びは健康維持にも必要な行為です。
適した水を用意してあげて文鳥の健康を守ってあげましょう。
室内の温度管理に注意
文鳥も水浴びの後は体を乾かした方が小さいからだが冷えてしまわないのではと考えますが、ドライヤーは必要ありません。
先ほど説明した、羽に脂があり自然に乾きますので大丈夫なのです。
それよりも大切な事は、室内の温度です。
文鳥の雛が水浴びをするようになったら、室温は25度をキープできるように温度調節をしましょう。
最低ラインは20度と言われていますが、文鳥が快適に暮らすことの出来る目安は25度以上となっていますので、しっかりと温度管理をしてあげる事が大切です。
雛の時は、体も小さいので気温によって体温も大きく左右されてしまいます。
雛は体温が大きく変化してしまうと、命の危険に及ぶことがあります。
雛の場合の飼育環境は32度が適正温度ですので、水浴びをする時に体が冷えすぎないように温度管理をする事が飼い主としてはとても重要な仕事になります。
文鳥の水浴びに使うケースの水位は低めからスタート
本当にびしゃびしゃになりますので、一日に何度もやられると後始末が大変です。
そんな時には、文鳥のためのお風呂がありますので、そちらをケージに設置してあげると文鳥も喜びますし、飼い主としても掃除の手間が省けますので喜んで水浴びをさせてあげられます。
また、水浴びをする時に容器に入れる水の量ですが、容器の説明書に適切な量が書かれてあります。
しかし、雛の場合は体も小さくまだ水に慣れていない事も考えられますので、水位は1㎝から多くても2㎝で十分です。
少ない量からスタートして徐々に多くしていくようにしましょう。