文鳥はペットとして、根強い人気があります。
飼い主に懐くと鳴き声でコミュニケーションをとってくれるので、まるで我が子と会話しているような気分にさせてくれます。
そんな文鳥の可愛らしい鳴き声がいつもと違うと、飼い主としては変だなと感じ心配になるでしょう。
鳴き声でコミュニケーションが出来ても、言葉を使って会話が出来るわけではないので、文鳥の鳴き声や様子について理解を深めないと、変なことさえ見逃してしまうかもしれません。
文鳥と幸せに暮らすために、文鳥からのサインを受け止める準備をしておきましょう。
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鳴き声が豊かな文鳥。まずは魅力についてたっぷり知ろう
鳥を飼いたいときに思い浮かべる鳥の中に文鳥がいるのではないでしょうか。
文鳥がペットとして昔から人気がある理由
- まずは見た目です。
黒目の大きなつぶらなひとみは見ているととても癒やされます。
大きさも手のひらサイズと小さいので、かわいいですよね。
手にのせたときに感じる羽毛のやわらかさもやみつきになりそうです。 - 次に鳴き声です。
体の大きさにあったそれほど大きくない鳴き声です。
印象としてはすずめに似ているような鳴き声なのでそれを想像するとわかりやすいと思います。 - 性格も文鳥の人気の理由の1つです。
性格は、かわいらしい見た目とは反対に結構攻撃的です。
もちろん、信頼関係ができている飼い主さんにはそのような態度を示すことは少ないです。
その攻撃的で気の強い性格を知っているからこそ、自分に甘えてくるのがとてもかわいくて、たまりません。
「信頼している自分だけに」というのがいいですね。 - 文鳥のにおいが好き、フォルムがきれいなどといった理由もあります。
人によって好きなポイント、魅力と感じるポイントは違いますが、それだけたくさんのチャームポイントを文鳥は持っているということになるのでしょう。
文鳥の鳴き声が何だか変!?鳴き声の意味を理解してあげよう
さきほど、文鳥の鳴き声はすずめに近いと書きましたが、いつでもその鳴き声というわけではありません。
文鳥の声をよく聞いていると「いつもと違う変な鳴き声がする!」というときがあると思います。
文鳥も人間と同じように気持ちによって鳴き声を変えています。
はじめは何を伝えたいのかわからないかもしれないので、参考にしてみてください。
- 嬉しい時
おもちゃで遊んでいるときや、ご飯を食べた時、飼い主さんが帰ってきたときなど文鳥にとって嬉しい場面はたくさんあります。
そんな時には「キッキッ」といったような鳴き声になります。
似たような鳴き声の時もあればちょっと他とは違う「ホチョチョ」といった鳴き声で嬉しい気持ちを表現します。 - さみしい時
「キューキューキュー」のような本当に泣いているような鳴き声で表します。
悲しい、さみしい、甘えたいよというような気持ちがこの鳴き声からにじみ出ていますよね。 - あいさつ
インコのようにおしゃべりはできませんが、文鳥とあいさつを交わすこともできます。
文鳥とのあいさつをしているとそのうち「ピピピピピ」と返事をしてくれます。
言葉にはなっていなくとも、心が通じている感覚になるので、文鳥への愛着がもっとわいてきます。
言葉をかけたり一緒に遊んであげると文鳥との信頼関係も深くなりそうです。
文鳥の鳴き声が強いときは、変なサインなので注意してあげよう
いつもの鳴き声よりも大きく強いと感じた時には、注意して見てあげましょう。
「ギャルルルル」といった鳴き声は怒っていたり相手を威嚇しています。
やはり怒ると鳴き声も強くなるのでわかりやすいです。
同じように不満な事があった時も鳴き声が強くなります。
「ギャッギャッ」泣いた時には不満なときです。
泣いた時に飼い主の行動を見直してみると、文鳥の嫌がることをしているのかもしれません。
もし上記のような怒りや不満の鳴き声を聞いたら、早めに対処してあげましょう。
また、あなたが飼っている文鳥がメスの場合には覚えておいてほしいことがあります。
発情期になると怒っているような大きな鳴き声で「キャンキャンッ」と鳴きます。
それによって無精卵を生んでしまい結果として文鳥の負担になってしまうので気をつけましょう。
つがいで飼っていて繁殖させたいと考えているのであれば、問題ありません。
文鳥の表現は鳴き声だけではない。こんな変な様子も見逃さないで
文鳥は鳴き声で自分の感情を表現しますが、病気の場合体や行動、見た目に変化が起こるので注意深く見てあげましょう。
見た目の変化として、お腹が膨らんでいる、痩せてしまう、くちばしの色が変わる、くちばしがガサつく、羽毛が抜ける…など様々あります。
行動面の変化として、あまり動かなくなった、息が荒い、食欲がない、くしゃみをするなどが挙げられます。
他にも文鳥の糞の色や状態の異常、嘔吐などいつもと違う症状がたくさん見られます。
大丈夫だろうと様子を見るよりも、早めに連れて行って何でもなければそれで安心ですし、なにか病気の場合は治療してもらえるので早めの対処が大切だと思います。
生活環境によって、文鳥の鳴き声がトラブルを引き起こすことも
ですが、発情期はいつまでも続くものではないのでその時期に限り窓を開ける時間を短くしたりすることである程度の防音効果が期待できます。一緒の部屋にいてもそれほど気にならないしきっと周りもそれほど気にしていないと勝手に決めつけるのではなく、日頃から気にかけるようにしましょう。
たとえば、夜中の時間帯は日中よりも各家庭の生活音が少ないので、夜中に文鳥がなくとそれほど大きくなくても周りに迷惑がかかってしまいます。
そうするといつまでも文鳥だけ起きて遊んだり鳴いたりすることもなくなるので飼い始めたら、意識して同じ時間帯に眠って起きるように習慣づけてあげましょう。