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文鳥が水浴び後に震えるのはなぜ?水浴びの注意点

文鳥は水浴びが好き。1日に何度も水浴びを行なう子もいます。水浴びは体の汚れを取るために、文鳥には必要だと言われているので、文鳥自身のタイミングに任せて行なうと良いでしょう。

しかし文鳥が水浴び後に震える事もあり、飼い主さんとしては心配になるところです。

そこで、文鳥が水浴び後に震える考えられる理由や、対処法について、また水浴びの注意点についても紹介をいたします。

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文鳥が水浴び後に震える理由

文鳥が水浴びをした後に震えている事があります。

「もう夏じゃないんだから、水浴びをすると寒くなるよ」と言っても水浴びをする文鳥がいます。自分の身体のことだから自分でわかりそうなものですが、無謀にも水浴びをして案の定その後に震えているのです。
水浴びが好きであったり、羽に付いた汚れ等を落としたい綺麗好きな文鳥は寒い時期にも水浴びをします。
浴びた後寒くなるんだからしなければよいのに…と思いますが、それで文鳥を愚かだと思ってしまうのは人間の都合かと思いました。自然界の中では寒いときには砂や土を利用して砂浴びや土浴びをするのだけれど、砂や土がないので仕方なく水浴びをするのかもしれません。ペットとして飼育されていて自然とは違うので、そういった不具合が発生してしまうのかもしれません。

文鳥が水浴びをして震えている時にはその状態を改善してあげなければなりません。

小鳥は非常に低温に弱い生き物です。特に羽が濡れると体温を保持することが出来ずにどんどんと体温が低下していきます。体温を上げるための生理的反応で震えが起こるので、やはり震えているということは体温が下がった状態で寒いということです。

震え続けても体温が上手く上がらないと風邪を引いてしまう場合もあります。人間と違い小鳥が風邪を引くと危険な状態につながりやすいです。

文鳥が水浴びの後に震えている場合にはタオルで水分を拭き取り温めてあげると良いでしょう。小鳥用の保温ヒーターを用意しておくと便利です。
どうしても水浴びをさせたくない場合には、水飲み用の容器を水浴びができない形状のものが販売されています。そういった商品を利用するとよいでしょう。

文鳥が水浴び後に震える場合は水温に注意

水浴びをした後に震えるからと温水で水浴びをさせてはいけません。

鳥は尾羽の付け根から出る皮脂を羽に塗って防水しています。小鳥は羽で体温を保っているので羽が濡れてしまい、その状態が長く続くと体温が保たれずに生命にかかわる事態となってしまいます。濡れても直ぐに乾くように羽に皮脂を塗ってコーティングしているのです。
温水で水浴びをさせるとこのコーティングが取れてしまうので、水浴びをした後の羽の乾きが悪くなります。そうなると却って水浴び後の体温低下を招いてしまいます。
寒そうだからと温水を用意すると、逆効果となってしまうのです。

夏は水道から出て直ぐの水でよいのですが、少しでも温かくしてあげたい場合には常温の水を使用しましょう。水浴びをさせる場合には一時間前くらいに水入れに汲んでおくとよいでしょう。

汲んでから日数が経ちすぎた水は衛生的に心配があります。野鳥は水溜りなどで水浴びをしますが、育ちが違うので飼い鳥よりは耐性があるのでしょう。しかし、野鳥は飼い鳥ほど長生きできないもので感染症などになってしまう場合もあるでしょう。飲み水や水浴び用の水は、清潔な水を使用するようにしましょう。

文鳥が水浴びで震えるなら部屋の温度にも注目

寒い時期に文鳥を水浴びをさせてあげたいならば、暖房を入れて室内の温度を上げましょう。

文鳥は体温が人間よりも高いので、人間にとっては快適でも濡れた文鳥の身体にとっては寒いものです。水浴びをさせるときには人間が暑いと感じる程度に室内の温度を上げてあげるとよいでしょう。但し、鳥小屋から出して水浴びをさせる場合にはストーブなどに文鳥が飛んで行って止まり、火傷をするようなことが無いように気をつけましょう。
通常は水浴びの後に拭いてあげる必要は無いのですが、寒い時期には水をよく吸うタオルやガーゼで包むようにして水を吸い取ってあげましょう。タオルはパイルが足の爪に引っ掛かり易いので、ガーゼがおすすめです。

室内の温度を上げるとともに小鳥用の保温ヒーターの使用をおすすめします。

文鳥が水浴びで震える場合もドライヤーは避けたほうが良い

濡れている羽を早く乾かすにはドライヤーが有効です。

しかし、ドライヤーは威力があるだけに使用する場合には最大限の注意が必要です。吹き出し口は非常に高温になるので文鳥に近づけではいけません。安全のためにドライヤーは使用しない方がよいでのすが、緊急を要する場合には細心の注意を払って使用しましょう。
風量は一番弱く設定して、1メートルは離れた場所から風を送りましょう。風は温風を使用します。濡れた身体に冷風が当たると恐ろしく冷えてしまので文鳥に冷風は禁物です。ドライヤーの音と風を怖がる文鳥は多いので、怖がった場合には使用を諦めましょう。

押さえつけて無理やり当てると恐怖で震えたり、飼い主を嫌いになったりトラウマになってしまいます。ドラーヤーは文鳥が恐れずに落ち着いて使用できる場合のみ、離れた場所から弱い風が当たるようにして使用しましょう。

文鳥は風邪をひくこともあります

水浴びの後羽が濡れたままの状態で寒いと風邪を引いてしまう場合があります。

水浴びの後は速やかに羽を乾かす必要があります。文鳥が自分で乾かしきれないようであれば室内の温度を上げたり保温ヒーターを使用して温めてあげましょう。

羽が濡れたままの状態で寝てしまわないようにしましょう。
人も身体が濡れた状態ではとても寒く感じるものです。冬に頭を洗った後にすぐに乾かさないでいると寒気がしてきます。文鳥は全身が羽毛でくるまれているので、それが濡れている状態の寒さは半端なものではないでしょう。文鳥も人と同じように風邪を引くことがあります。しかし、人と同じように「風邪くらい…」と考えてはいけません。文鳥は身体が小さくて人間のように体力がないので、風邪が命取りとなってしまう事が多々あります。

寒そうにしている時にはとにかく暖かくしてあげましょう。羽が乾いて震えが治まるまでの間は28度から30度程度に暖めてあげるとよいでしょう。