大切に飼っている文鳥が換羽によってハゲてしまったことはありませんか。
文鳥は換羽にものすごく体力を使うので、換羽の時期のお世話には気をつけなければいけないことがいくつかあり、間違ったお世話によって文鳥がハゲてしまうことがあります。
ここでは文鳥が換羽でハゲてしまう原因と、ハゲてしまった時の対策、飼い主として文鳥にしてあげられることを解説します。
文鳥が換羽期に見せる行動の特徴などについてもまとめますので、大切な文鳥が換羽期に入っても落ち着いて対応できるように準備しておきましょう。
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文鳥の換羽期と回数について
文鳥の羽が抜け落ちていることがありますよね。たまにチラチラと抜けることはありますが、羽がたくさん抜けているときは換羽期に入った証拠です。
文鳥にはすべての羽が生え変わる換羽期があります。
この換羽期は年に1回あり、文鳥が生きている間ずっと続くものです。
文鳥の換羽期は3月あたりから6月にかけての時期にあります。
自然界の文鳥なら、秋から冬にかけて迎える産卵期が終わって落ち着いた頃に換羽が始まります。産卵の後に換羽というサイクルが毎年1回ありますが、ペットとして飼育されている文鳥には必ずしもこのサイクルがあてはまるわけでばありません。
文鳥の換羽には個体差があります
自然界の文鳥は年に1回、3月から6月にかけて換羽期を迎え、およそ1ヶ月くらいをかけて全身の羽が生え換わります。
ペットの文鳥の場合は換羽の時期や回数が自然界の文鳥とは異なることも多いです。
秋に換羽をする文鳥もいれば、年に数回の換羽を繰り返す場合もあります。
換羽の時期が野生の文鳥と大きくずれていても、過度に心配する必要はありません。
飼育環境を自然界に合わせることで換羽の時期や回数を本来のものにするのは良いことですが、難しいことでもあります。冬は少し寒くして季節感を出そうとしても、逆に文鳥の体調を崩してしまう結果になることもあります。換羽は文鳥にとってかなりの負担がかかるものなので、換羽期に入ったら文鳥の健康状態に気をつけてあげてください。
文鳥が換羽期にハゲてしまう原因
文鳥の換羽がうまくいかずにハゲを作ってしまうことがあります。
換羽のときは大量の羽が抜けます。少しずつ抜けて新しい羽が生えてくると良いのですが、一度にたくさんの羽が抜けてしまうと、新しい羽が生えてくるまで地肌が見えてハゲになってしまいます。
換羽ではかかりの体力を使い、羽が少ないことで文鳥の体が冷えてしまいますので、換羽はスムーズに行われるように環境を整えてあげることが必要です。
ハゲてしまう原因はいくつか考えられます。体力が消耗していることにも原因がありますが、栄養不足も大いにあります。文鳥は換羽期になるといつもよりエサを多めに食べます。これは換羽によって体力が奪われるため、栄養をたくさん必要とするためです。たくさん食べてはいても、換羽に必要な栄養素が不足することでハゲることもあります。新しい羽に必要なタンパク質、カルシウム、そしてビタミンをいつもより多めに与えるようにしてください。
日中でも落ち着いて眠ることができるように静かなところにケージの場所を移してあげることも必要です。
換羽期にハゲてしまう文鳥に見られる行動
文鳥がハゲてしまう原因には栄養不足や過度なストレスなどがあります。
換羽のときの行動を知っておくことで、換羽をスムーズにしてハゲにならないようにすることができます。
換羽は文鳥にとってかなりのストレスにもなります。
文鳥が換羽でハゲてしまった時に飼い主ができること
文鳥の換羽がうまくいかなくてハゲてしまった時に飼い主ができることは限らています。
換羽のお手伝いをするように、文鳥にとって最適な環境に整えてあげてください。
換羽の時期は体力の消耗が激しいため、体調を崩しやすくなります。元気ではあっても保温をして、文鳥の周りをいつもより暖かくしてあげてください。ケージの中だけ保温してしまうと、ケージから出た時に体が冷えてしまい、温度差で体調を崩しかねません。文鳥の行動範囲をしっかりと暖かくすることも必要です。
いつもより早めに寝かせて、睡眠をしっかりとれるようにしましょう。
換羽の時期は日中も眠っていることが多いです。人の出入りが多い場所やテレビの音がうるさい場所にケージを置かないようにし、窓からも離れた場所を選んでください。適度な日光浴は良いですが、窓の側だと日差しが強くあたって暑くなりすぎたり、または冷気が入り込みやすい場所です。窓から外の様子が見えてしまうと落ち着いて過ごすことができません。
換羽に必要な栄養が不足しないように気をつけてください。
シードや青菜、ボレー粉の他に、換羽の時期は栄養剤も与えると安心です。鳥用のサプリメントも市販されていますので、換羽期用の栄養剤やビタミン剤を与えてください。