文鳥を飼うときにはどのようなケージを選べばいいのでしょうか?ケージを選ぶ前に、どこに置けるかや大きさなどをシミュレーションしておくと買った後に慌てることがないでしょう。
文鳥が過ごしやすい場所にケージを置いてあげるのが一番ですが、置いてはいけない場所もあるので気をつけましょう。
文鳥の飼い方、ケージの選び方を紹介します。
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文鳥の飼い方で大切なケージの置き場所
文鳥のケージも奥行きが広めだったり高さがあったりと、いろいろなサイズがあります
まずは部屋のどこにケージを置いたら良いのか、そのポイントをおさえておきましょう。
文鳥はほとんどの時間をケージの中で過ごします。
そのためケージを置く場所は、文鳥が落ち着いて過ごすことができる場所を選んでください。最低でも次の点に気をつけて、文鳥にとって最適な場所を選ぶようにしましょう。
- 出入りの多いドアのそばには置かない。
- 適度に日差しを感じられる場所で、直射日光があたらない場所。
- 空調の風が直接あたらない場所。
- テレビやオーディオのような大きな音が出る近くには置かない。
- ケージの近くに大きな窓があると、日中なら薄いカーテン越しに外にいるカラスなどの天敵が見えて怖がることがあります。
- パソコンの画面が視界に入ることで気が散ったり落ち着いて過ごすことができません。
飼い方は工夫をプラス!文鳥のケージは収納台の上に乗せると便利
ケージの設置場所でおすすめなのがテレビ台や収納台の上
人の腰くらいの高さの台だと世話もしやすくなりますし、文鳥も落ち着いて過ごすことができるでしょう。文鳥に必要なグッズは意外と多くありますので、それらを収納する場所も確保することができます。
文鳥のカゴのサイズに気をつけて、ケージが台からはみ出さないように十分な大きさがある台を見つけてください。
実際に使ってみて、高さや奥行きなどはケージのサイズに合わせて選んだので問題ありませんが、引き出しがあると便利だと感じました。今はペットヒーターやおもちゃ、ブランコのストックなど世話に必要なものをカゴに収納してから棚の上に置いています。お休みの時にケージにかけるカバーも折りたたんで棚の上においています。放鳥時にはそこにやって来ていたずらをすることがあります。台に引き出しがあるとすっきりと収納でき、鳥にいたずらされる心配もありません。
文鳥のケージを選ぶときのポイント
いよいよ文鳥のケージ選びです。文鳥のケージにもいろいろなデザインやサイズがあります。あまりに豊富にあるので、いざ購入するとなると迷ってしまうことでしょう。
ケージの大きさ
文鳥はとても小さな体をしていますが、ケージの中でもある程度動き回れるサイズが必要です。ケージの中には餌入れや水入れ、青菜差しやブランコなどをセットします。ケージの中にこれらのグッズを取り付けると、小さなケージではあっという間に狭くなってしまいます。
文鳥1羽もしくは2羽なら、ケージの大きさは最低でも350mm以上の幅と奥行きを目安に選んでください。
ケージは横長のタイプが多いですが、奥行きもとても大切です。ケージが大きすぎると置き場所に困ったり掃除も大変になってしまいますが、最低でも350mmの広さがあるケージを用意してあげましょう。
放鳥して遊ぶことを考えると、文鳥が出入りしやすい扉であることも大切
扉が正面に大きく開くタイプを選ぶと良いでしょう。
文鳥やセキセイインコ用のケージには、扉の内側に小さな止まり木がついていて、扉を開けると止まり木が出てくる仕組みになっている手のり用ケージなど、いろいろ工夫されている物もあります。
ケージの素材は金網タイプやプラスチックタイプなどがあります。中には竹籠で作られたものもあります。文鳥やセキセイインコ用のケージとして市販されているものを選ぶと大丈夫です。
ケージの中のレイアウトとは?文鳥の飼い方
文鳥のケージを用意したら、文鳥が過ごしやすいようなレイアウトを考えましょう。ケージの中はできるだけシンプルにした方が良いですが、最低限必要なものがあります。
止まり木
止まり木はケージに最初からついている場合が多いです。文鳥の適したサイズであるかどうかだけ確認してください。止まり木の太さは鳥の体のサイズに合わせ選びます。
文鳥が止まり木にとまったとき、止まり木の1/3くらいが余る程度の太さが適しています。
文鳥の場合は止まり木の直径が12mmを目安に選んでください。細すぎても太すぎても安定感がなくなってしまいます。
止まり木は上と下の2カ所に取り付けますので、2本用意します。
餌入れと水入れも必要
餌入れは主食であるシードやペレットを入れるためのもの、その他にボレー粉を入れるための小さな容器も用意してください。浅型の容器は餌やボレー粉を入れすぎることもなく、毎日取り替えるのに丁度よいサイズになります。
青菜を与えるときのための菜差しも用意しておきましょう。
菜差しは細長い深さのある容器で、花瓶のように青菜を入れたときに中に水を入れて使います。
文鳥は寒さに弱いため、温度管理も大切
ケージの中に小さな温湿度計を取り付けておくと、一定の温度に管理しやすくなります。
寝る時にはケージの中を暗くする必要があるため、ケージの大きさに合わせてカバーや布を用意しておいてください。
市販のケージなら、ぴったりサイズのお休みカバーも販売されています。ファスナー付きの便利なものもありますよ。
文鳥のケージの床材について
文鳥のケージの底には新聞紙が一般的です
ケージの底には糞だけでなく、シードや青菜、抜けた羽などが落ちます。
底に敷いた新聞紙はすぐに汚れてしまいますので、毎日取り替えるようにしてください。
特に水分の多い糞や水をこぼした後は雑菌も発生しやすくなり、嫌な臭いもしてきます。
ケージに糞きり網をとりつけている場合は、この網も糞で汚れやすいため時々キレイに洗うようにしてください。
新聞紙の代わりにおがくずを敷き詰めている人もいます。
おかくずだと底に落ちた羽や脂粉が飛び散らず、嫌な臭いもしないようです。おかくずは浅く敷いてしまうと文鳥がケージの中で羽ばたいたときに飛び散ってしまう可能性があるため、ある程度の厚さに敷くようすると良いでしょう。便利ですが新聞紙に比べるとコストはかかってしまいます。
ちなみに我が家の場合は糞きり網も新聞紙も使っていません。底はトレイだけです。糞きり網は鳥が下におりた時に脚がひっかかったことがあることと、掃除を少しでもラクにしたいため外しました。新聞紙は水をこぼした時にトレイに貼り付き、インクが移ってしまったことがあったためやめました。
底に何も敷かない代わりに、毎日トレイを洗っています。ケージの中をシンプルにすることでお掃除をラクにすることができますよ。