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野良猫の子猫を保護する時にするべきこととは

野良猫は、いくら可愛くても、餌をあげたりすると、近隣の住民に迷惑がかかることがありますので、あまりすべきことではありません。
しかし、母猫がいなかったり、衰弱している子猫を助けたいと思った時は、責任を持てるのであれば、保護して飼うという選択もアリでしょう。
その場合、保護するために必要な道具や、すべきことには何があるのでしょうか。
ここでは、野良の子猫を飼う時のコツやポイントなどについてご紹介しますので、参考にしてみてください。

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野良猫の子猫を保護する時に必要なもの

外で暮らしている野良猫を見かけると「満足にご飯を食べられていないかも…」や「寒くて風邪引いてしまうかも…」と思うことありますよね。
特に野良猫がまだ小さい子猫だとより一層心配に思うこともあるでしょう。
またそうした心配の気持ちから「保護」をするという選択をする方も少なくないと思います。

しかし、野良猫を保護した経験がないと何をどうしたら良いのか分からず近隣の方へ迷惑をかけてしまうケースも少なくありませんので、ここでは野良猫の子猫を保護する時に必要なものをご紹介します。
まずは「準備」をしっかりと整えて、子猫の保護に踏み切りましょう。

野良猫の子猫を保護したい!「必要なもの」とは?

必要な準備は主に2種類に分かれます。

まず1つ目は「保護するための道具」の準備です。

具体的に必要になる道具としては以下の4つとなります。

  • 「餌」
    外で暮らしている野良猫は自分の身を守るため常に気を張っている状態です。
    そのため、保護時には捕獲器の中に餌を設置し、その餌のニオイで誘き寄せて保護するようにします。
  • 「捕獲器」
    子猫の野良猫の保護には捕獲器が欠かせません。
    最寄の動物愛護団体や動物保健所等に問い合わせて捕獲器を借りるようにしましょう。
    ただ、捕獲器のレンタルは主に有料で様々な手続きが必要になることが多いですので、事前に一度問い合わせしておくことをお勧めします。
  • 「ダンボール」
    保護した子猫の野良猫を家に連れて帰る際に必要です。
    猫は身体がスッポリと収まる暗い環境を好む傾向にありますので、大きすぎず小さすぎずの子猫が入る程度の大きさのダンボールを用意しましょう。
  • 「タオル」
    保護した子猫の野良猫をダンボールに移す際は、恐怖心から暴れたり、引っ掻いたりしてくる可能性があるため、タオルで優しく包んで移します。
    子猫のサイズよりもワンサイズ大きめのタオルを用意しましょう。

そして2つ目の準備は「近隣住民への挨拶」です。

野良猫の保護によるトラブルは少なくありません。
そのため、保護を決断した場合には子猫の野良猫を保護しようと思っていること、捕獲器を設置したいこと、設置する場所などを確認するようにしましょう。

野良猫の子猫を保護した時に、まずすべきこと

野良猫の子猫を無事に保護することができたら、次にすべきことは「病院」に行くことです。

と言うのも、野良猫は衛生環境の悪い外で暮らしているため、様々な病気や感染症を抱えているケースが少なくないのです。
そのため身体の現状を把握する上でも保護後はまず病院で診察を受けることが大切です。病院にかかった際には「外で保護した野良猫なので身体の状態を見て欲しい」と伝えればOKです。
ただ、診察にはもちろんお金がかかりますので、詳しい料金等は事前に病院に問い合わせておくようにしましょう。

一方で外で保護する猫は全て「野良」とは限りません。

猫は一瞬の隙を見て外に飛び出してしまうことがあるため、中には、家から脱走してしまった猫である可能性もあるのです。
ですので、保護して病院に連れて行った後は動物保健所や警察署などで、迷い猫の情報を確認するようにしましょう。
もしも、保護した子猫の野良猫が迷い猫だった場合には、速やかに飼い主と連絡を取りお返しするようにして下さいね。

野良猫の子猫を保護した後の飼い方のコツ

様々な確認や準備を済ませて野良猫の子猫を飼うことになったら、子猫が安心して過ごせる環境を作ってあげましょう。
どのような環境が猫にとって良いのか?環境作りや飼い方のコツをご紹介します。

保護後の野良猫の子猫の飼い方

  • 環境
    環境は「静かで隠れられる場所」を意識して整えます。
    猫は種類に関わらず大きな音に恐怖心を抱きます。
    そのため環境を作る際にはなるべく生活音が聞こえないような部屋に猫の居場所を確保してあげるようにしましょう。
    また、猫の居場所となる場所には猫が心を落ち着かせることができるように、身体を隠せる箱などを用意してあげると良いです。
    慣れるまでは数ヶ月ほど時間を要す場合もありますが、長い目で見守ってあげましょう。
  • 接し方
    基本的に保護したばかりの野良猫はそっとしておいてあげるのが一番です。
    外で暮らしていた猫は今までと違う環境に戸惑いを感じているためです。
    ですのでまずは無理に撫でたりせず猫のしたいようにさせてあげましょう。
    環境に慣れてくると自ら近付いてきたり、飼い主さんの居場所に姿を現したりするようになりますので、そのタイミングで撫でてあげるようにしましょう。

保護した野良の子猫が大きくなってきたら

猫は、生後6ヶ月を過ぎると発情期を迎え、約4~6ヶ月毎に出産を繰り返す動物です。
ちなみにメス猫が一度に出産する子猫は5匹前後で、単純に1年間で計算すると、約10~15匹前後の子猫を産むことになっています。

つまり、発情期を迎えたメス猫を避妊手術をしないで離し飼い(室外と室内を自由に行き来させる飼い方)をしたり、オス猫と一緒に多頭飼いをしている場合には、たくさんの子猫たちが生まれてしまうということなのです。

多頭飼育崩壊のニュースが度々伝えられていますが、そのような状況で自分の首を絞めないようにするためには、不妊手術が欠かせないのです。

不妊手術は病院でしてもらうことができます。

費用は2、3万円~10万円前後と性別や病院によって幅がありますので、不妊手術を望んでいる場合は一度問い合わせしてみると良いでしょう。

一方で、不妊手術は人間の手術と同じで身体に大きな負担が掛かってしまうため、不妊手術後は猫のことをよく見てあげることが大切となります。

傷口を気にして執拗に舐めてしまっていないか、食事やトイレ状況に問題はないかなど、いつも以上に気にしてあげるようにしましょう。
また、不妊手術後に猫の身体が落ち着くまでの間は、宿泊等で家を開けるのを控えるのが無難です。

新たな野良の子猫を保護する時は

猫を多頭飼いする際の飼い方と注意点

猫は基本的に群れを作らない動物です。
そのため多頭飼いをする際には、先住猫が新しい猫が来ることによってストレスを感じてしまわないか、猫同士の相性をよく考えた上で決断する必要があります。
またトイレや餌の容器なども猫の数だけ用意してあげるようにしましょう。

一方で、先住猫と新しい猫を会わせる時には、まずは「ニオイ」からスタートさせるのが鉄則となっています。

新しい猫を別の部屋で隔離して先住猫にニオイで普段と違う様子を感じさせるようにしましょう。
実際に会わせるタイミングは先住猫の状態によっても異なりますが、目安としては、新しい猫を迎え入れてから1ヶ月後~です。

猫は縄張り意識の強い動物ですので、多頭飼いする際には、縄張り問題から喧嘩に縺れないよに、飼い主さんがよく気を配ってあげなければいけません。

また、多頭飼いをする上では当然ながら費用面(食費、医療費、ワクチン代、用品代など)も「倍」かかることになりますので、よく考えて決めることが大切です。